４月３日、テレビアニメ『新サクラ大戦 ｔｈｅ Ａｎｉｍａｔｉｏｎ』（ＴＯＫＹＯ ＭＸほか）が放送開始。セガサターン版『サクラ大戦』『サクラ大戦２ ～君、死にたもうことなかれ～』、そしてドリームキャスト版の『サクラ大戦３ ～巴里は燃えているか～』までをプレイしていた筆者が、何の前情報もなくこの新アニメを視聴した率直な感想を紹介したいと思います。
まず、あらためて衝撃を受けたのは、やはり藤島康介氏のキャラではないという事実。昨年発売された『新サクラ大戦』のゲーム発表時、漫画『ＢＬＥＡＣＨ』（集英社）で知られる久保帯人氏がメインキャラクターデザインを務めることが明かされました。
アニメ版でも、そのキャラデザが踏襲されているため、過去の藤島康介氏のキャラにひかれて『サクラ大戦』シリーズにハマった自分としては、どうしても違和感を覚えたのは正直な気持ちです……そう、あの曲が流れるまでは！
■あの神曲が令和のアニメで蘇る！
アニメの導入シーン後、当時聴きまくった“ゲキテイ”こと、『檄！帝国華撃団』とほぼ同じイントロが流れる中、新たな帝国華撃団・花組のキャラクターたちが次々と登場します。そのオープニング映像を見ただけで鳥肌の立つような感覚に包まれると同時に、「これはサクラ大戦なんだ！」と力強く印象づけられました。
『新サクラ大戦』のオープニングテーマ『檄！帝国華撃団＜新章＞』と名づけられたこの曲は、説明不要の大作曲家・田中公平氏による間違いない名曲です。往年のファンにもなじみ深い『ゲキテイ』に絶妙なアレンジを加え、誰もが口ずさんだサビは健在。なおかつ『サクラ大戦３』の神曲『御旗のもとに』の一部メロディラインまでオマージュされている、神がかったオープニング映像は必見です。
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