毎週月曜日に発売される『週刊少年ジャンプ』(集英社)の最新号に掲載されている、『鬼滅の刃』の作者・吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)氏による巻末コメントがファンの間で話題となっている。
『鬼滅の刃』は、毎週「鬼滅本誌」というタグがツイッターにトレンド入りするほどの人気を見せており、佳境に入った本誌連載の過酷な展開には、ファンも毎回固唾をのんで見守っている。しかし、3月9日に発売された15号では、本編のシリアスな展開とは一転した、作者の巻末コメントの意外な内容が注目を集めた。
『ジャンプ』では巻末の目次ページに、それぞれの作品の作者の近況が40文字程度でつづられている。15号の巻末で吾峠氏は、「原稿にらっきょ転がして汁もかけたのでまず一番に高速で自分をビンタした」とコメント。原稿中にらっきょを近くに置いていたようで、それを原稿にこぼしてしまったと明かした。
このコメントを読んだファンは阿鼻叫喚。本誌では厳しい戦いが続いているにもかかわらず、その制作現場のかたわらにはらっきょがあったというギャップに「伊之助に朝から号泣したけど、作者コメント欄見てひっこんだ」「息も詰まるような苦しい戦いのあとワニ先生のコメントで力が抜ける」「コメントが内容とそぐわなさすぎて吹いた」「読んだ後一気に鬼滅本誌にらっきょの匂いをほのかに感じるようになった」とツッコミの声が響いた。特に今号は、主人公・竈門炭治郎の同期である伊之助と善逸の成長が感じられる熱い内容だっただけに、拍子抜けしてしまったファンも多かったようだ。
「『鬼滅の刃』の本誌連載は、竈門炭治郎役の声優、花江夏樹さんも毎週チェックしSNSで内容についてコメントするなど、何かと話題の的。最近は、人気キャラクターが凶刃に倒れる描写も多く、ファンによる“ワニ先生が鬼(※「ワニ」は吾峠氏の自画像から)”というツイートも多く目にします。そんなさなか、意外な制作現場の様子に、ファンも驚いたようですね」(アニメ誌ライター)
ちなみに、先週号の14号では、「直毛すぎて自分の手によく髪の毛が刺さるんですけど抜く時怖くて手が震える」と巻末コメントを寄せていた吾峠氏。気の抜けるコメントは、本編のシリアスさを少しでも癒すためなのかも?