要潤
要潤

 1月7日、俳優の要潤(38)が自身のYouTubeチャンネルに1本の動画を投稿。デビュー作である『仮面ライダーアギト』(テレビ朝日系)の裏話を語り、ファンの間で大きな反響を呼んでいる。

 この日、要は「俳優の登竜門【仮面ライダーアギト】今だから話せる撮影秘話」というタイトルの動画を公開。そこで要は『仮面ライダー』のオーディションに参加するのは、あまり乗り気ではなかったことや、面接で「仮面ライダーは実はあまり見たことありません」と毒づいたことなどを紹介した。

 それでも最終の4次審査まで残った要は「(ここまで残った)3人ですき焼きを食べた」と衝撃の審査内容だったことを告白。そこでは食事をしながら雑談だけで終わり、後日晴れて合格したという。

 あまりにも実感のなかったため、要は脇役のショッカー役だと思ったそうだが、まさかの仮面ライダー役にビックリ。監督からは「(部屋に)入ってきた瞬間、(要の役柄の)氷川誠が入ってきたと思った」と選んだ理由を告げられたそうだ。

 そのほかにも要は、慣れない現場に苦悩したこと、挫折を経て真剣に現場に向き合い始めたことなどを明かし、「役者としての姿勢を教えてくれて勉強になりました」と『仮面ライダーアギト』が役者人生の原点であると説明。

 また、要がうまく演技できなかったときに石田秀範監督からシーン自体を削られた苦い経験も語り、俳優としての自分の不甲斐なさに本気で落ちこんだという。

 その後、台本を読みこんで自分なりの芝居を考えるようになった要は、一応OKが出たシーンにも関わらず納得がいかず、「監督、もう1回やらせてください」と志願。その撮り直したシーンに石田監督は文句なしのOKを出し、要の肩を叩いて無言でうなずいて去ったというエピソードを明かした。

 そんな要潤が自ら語った『仮面ライダーアギト』の撮影秘話に、多くのファンが感動。SNSや動画のコメント欄には「要さんからついにアギトでのお話が!」「貴重な話しが聞けて良かった」「石田監督とのエピソードには、感動して涙が出そうになりました」「貴重なお話。仮面ライダーでの経験が今の要さんを作ったのだと感じました」「要さんが氷川誠で本当に良かったです!」といった感想が相次いでいた。

 まだ新人だった要潤が『仮面ライダーアギト』の収録現場で学んだことを赤裸々に語った貴重な動画なので、詳しい内容はぜひその目で確かめてほしい!

※画像は要潤のYouTubeチャンネル『要潤の楽屋ばなし』より