12月22日に放送されたアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)で、もはや定番となりつつある“謎の便利アイテム”が登場。「卵割り機以来の衝撃」と視聴者が盛り上がった。
この日放送されたのは「非凡なるマスオ」というエピソード。これは、経済誌を読んだマスオが、誌面に登場した“注目の若手社長”が語る「大胆な発想力と行動力が成功の秘訣」という言葉に感化され、発明品を作ろうと奮闘するという話。
翌日から便利グッズを作るために頭を働かせるのだが、中々上手くいかずにいたが、タクシーの車内で揺れるワイパーを見て「これだ!」と閃き、マスオは見事「自動大根おろし器」を発明した。
これは、大根を挟んだアームをワイパーのように駆動させることで、壁に設置されたおろし金で自動で大根おろしをおろせるというアイテム。マスオは特許でも取得するつもりなのか、周囲を見回しながら「産業スパイに気をつけろ!」と叫び、サザエとカツオを大笑いさせていた。
マスオが今回のエピソードで見せた数々の行動に対して、視聴者からは「発想がおかしすぎて唖然とした」「ある意味天才かもしれない」「マスオのストレスが相当やばい模様」「声優がイケボになった分、奇行ぶりが際立つな」と大きな反響が上がった。また、過去に登場した「全自動卵割り機」を連想した人も多かったようで、「全自動卵割り機に続く珍品が来たな」「久々の発明シリーズ、いいな」「波平といいマスオといい、磯野家はやばい」といった声もあった。
「『サザエさん』といえば、定期的に奇想天外なアイデアグッズが描かれることでおなじみ。今回の『自動大根おろし器』も多くの人に衝撃を与えたようですが、まったく同じネタが2013年7月に放送された『マスオ才能開花』という回に登場しています。ネタ自体はアニメオリジナルではなく、原作コミックにも収録されています。磯野家といえば、2007年に放送された『父さん発明の母』のエピソードで波平が“全自動卵割り機”なるアイデア商品を土産に持って帰り視聴者を困惑させたことがあります。珍アイテムで家族を騒然とさせるのも、磯野家の風物詩ですね」(アニメライター)
大胆な発想力こそ磯野家の笑顔の源なのかも。