(左から)鈴村健一、坂本真綾、エリザベス・ハードキャッスル
※画像はラジオ番組『ONE MORNING』の公式ツイッターアカウント『@ONEMORNING_1』より

 12月12日、声優の鈴村健一がパーソナリティを務めるラジオ番組『ONE MORNING』(TOKYO FM)に、鈴村の妻で声優の坂本真綾(39)がゲスト出演。今年、夫婦の間に起こった一番の出来事を明かし、大きな反響を呼んでいる。

 この日の番組で発表された「2019年坂本真綾的ヒットBEST3」の第1位に、坂本は「鈴村健一の男気」と発表。これを聞いた鈴村は「なにそれ? ちょっとそんなの想像できないんだけど」「何なの、男気って……!?」と動揺していた。

 すると坂本は、鈴村が独身時代から飼っていた愛犬が今年はじめに亡くなったエピソードを紹介。もともとの飼い主である鈴村と比べたら犬とのつきあいは短かったにもかかわらず、坂本は「私のほうが悲しんじゃって、鈴村さんが悲しむ暇を与えなかったことを反省してるんです」と語った。

 そして愛犬のお葬式が終わったあと、すぐに鈴村は老犬のために用意した介護用品やペットフード、トイレシートなどを然るべき場所に寄付する手続きを行い、2日後にはライブのステージにも上がって歌っていたという。

 しかも、そのライブには鈴村が愛犬を想って書いた歌詞の曲がセットリストに入っていたそうで、坂本は「私だったら(その曲は)外すんですよ。だけど(鈴村は)それをちゃんと歌ってて……」と、鈴村のプロ意識の高さを称賛。悲しみをこらえながらも必要な行動を率先して行っていた鈴村の姿勢に、坂本は「こういうときに本当に人柄って出るなぁと思って尊敬しました」と語った。

 また、周囲から“おしどり夫婦”と言われていることについて、坂本は「365日ずっと仲むつまじいわけじゃないと思うんですよ、どんな夫婦でも」「1年に1回でも2回でも、この人のこういうところが本当に尊敬できるな、この人すごいな、って思えたら、あと364日ぐらい“まあまあ”でも、それで良いと思うんです」と、夫婦生活に関する持論を披露。

 さらに坂本は「世の中には“夫婦って仲良くなければいけない”とプレッシャーに思う人もいると思うんだけど、むしろそんなの全然おかしい」と切り出し、「うちだって全然険悪になるときあって、これ今度出たとき話しますけど、今年初めてプチ家出したんですよ、私!」「その話をこの前したら鈴村さん忘れてて、おぼえてもいないんですよ」という衝撃的な発言もあった。

 この番組が放送されると、ツイッターでは「鈴村健一の男気」のワードがトレンド入りする大反響。「本当にステキなご夫婦ですね」「鈴さんの男気に対して優しい口調で語る真綾さんの想いが伝わってきて胸熱でした」「鈴村さんの男気と、それを真っ直ぐにリスペクトする真綾さんに感動」「旦那さんへの尊敬とプチ切れを同じく並べるあたり、妻レベル高いなぁ」「ええ話で持ち上げてからの、叩き落とす真綾夫人」など、多数の感想が寄せられていた。

 夫への尊敬の念を、本人を目の前にしながらも率直な言葉で語った坂本真綾が印象的だった!

※画像はラジオ番組『ONE MORNING』の公式ツイッターアカウント『@ONEMORNING_1』より