『ルパン三世』石川五エ門役、声優・井上真樹夫死去に悲しみの声、古川登志夫思い出の3ショット投稿の画像
画像は古川登志夫のツイッターアカウント「@TOSHIO_FURUKAWA」より

 アニメ『ルパン三世』の石川五エ門の2代目の声優で知られる声優の井上真樹夫さんが11月29日、狭心症悪化のため81歳で亡くなったことが12月3日、所属事務所の青二プロダクションによって伝えられた。

 井上さんは『ルパン三世』シリーズの、1977年のテレビ第2シリーズから2010年まで石川五エ門の2代目声優を担当。そのほか『巨人の星』の花形満役、『男どアホウ甲子園』の藤村甲子園役、『宇宙海賊キャプテン・ハーロック』のハーロック役など多くのテレビアニメで活躍した。また、テレビアニメの声優だけでなく、ナレーションや洋画の吹き替えのほか、俳優としても活躍し、2013年のドラマ『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』(TBS系)や2016年のドラマ『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)などに出演した。

 井上さんの訃報はネットにもすぐに広まり、「僕にとっては五エ門はやっぱり井上さんでした」「ファンにも優しい大好きな声優さんなのですごく悲しい」「ハーロック、五ェ衛門、花形満…決して忘れません」など悲しみの声が広がっている。

 また、同じく青二プロダクションに所属する声優の古川登志夫は、ツイッターを通して「若き頃、青ニプロの女性マネージャーさんが『あなたは、真樹夫さんのナレーションを追いかけろ』とアドバイスして下さり、ナレーションの道を開いて下さった。あの技にはついぞ追い付けなかった…謹んで哀悼の意を表します。」とコメント。続けて、声優の平野文と撮影した井上さんの3ショット写真を投稿し、「初めてお会いしたのは、僕が新宿三丁目の居酒屋でバイトしていた頃だった。お客さんとして来店され『同期の桜』を歌われた。当時カラオケは無く、その歌にガットギターで僕が伴奏を付けた」と井上さんとの初対面の思い出を振り返った。