11月21日に放送された『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)では、マツコ・デラックス(47)が東京・巣鴨にあるジオラマ専門店「さかつうギャラリー」を訪問。これまで番組内で『機動戦士ガンダム』シリーズの大ファンを公言してきたマツコが、ジオラマアーティストの瀬川たかし氏とともにジオラマ制作に挑む姿が放送され、視聴者の間から「羨ましい」という声が上がった。
マツコは同番組の過去放送で、蔵前のプラモデル店を訪れ「曲線がいい」「ドムはセクシーなのよ」と“黒い三連星”ことドム3体のガンプラを購入。今回はそのとき購入した3体にガンダムのプラモデルをプラスしたジオラマを制作したいと「さかつうギャラリー」の店主に相談。店に訪れていたジオラマアーティストの瀬川氏に、「ジェット・ストリーム・アタック」によってミデア輸送機に乗るマチルダ中尉が殉職してしまう作中のシーンを再現してほしい、というマニアックな注文を頼み込んだ。
瀬川氏はガンプラを持ち帰ると、機体が汚れているような塗装を施す「ウェザリング」など手の込んだ作業に着手。それから約1か月半後、トリプル・ドムとガンダムが戦闘を繰り広げるダイナミックなジオラマが完成。実物を見たマツコは「おお~!」と感嘆しつつ、当初の構想と異なる点があったのか細部の修正を依頼。「こんなに煙は立ってないほうがいい」「顔の汚れもこんなになくていいかな、顔はきれいなまま、美しく死んでいたほうが」と具体的なイメージを伝え、「はあっ……!」と表情を細かく演じて見せて厳しいリテイクを注文。さらに「もう1個わがまま言っていい? 髪の毛がもう少しなびいていたほうが」とリクエストすると、番組スタッフから「冷静に考えて、これけっこうな直しですよね」とツッコミを受けた。
終始黒い三連星へのただならぬ愛を見せ続けたマツコ。ジオラマのタイトルをつける際にもこだわりを見せ、「“死”という言葉は入れたいんだよね」と発言。「いくつか考えたんだけど、言うのが恥ずかしいんだよね……」とためらいつつも、「死して 尚 気高く」と命名。瀬川氏から「すごい! すごくいいですね……素晴らしいです」と絶賛を浴びた。
完成したジオラマはお台場で現在開催中のコンテスト「ガンプラビルダーズワールドカップ2019」で展示されることに。“気高さ”を強調するためにマチルダ中尉が明るく塗装されているのを見たマツコは、満足げな表情を浮かべていた。
名シーンを再現するための試行錯誤に、視聴者からは「プロにこれだけ頼めるなんて羨ましい!」「マツコが完全に厄介なクライアントで笑った」「隅々までこだわってて、見てるだけでもワクワクする」「本気で依頼するマツコとそれに応える瀬川さん……めちゃくちゃ熱かった」「マツコのガンダム愛本気だな」といった声が上がってた。
11月28日の放送も引き続き、マツコがコンテスト会場を徘徊。さらなるオタクっぷりを見せてくれそうだ。