1985年「週刊少年ジャンプ」での連載をスタートさせて以来、累計発行部数5000万部という金字塔を打ち立てた不朽の名作「シティーハンター」(原作・北条司)。
1987年にはテレビアニメの放送も開始。シリーズ全140話、スペシャル作品3作、そして劇場版3作が制作され、さらにそのテレビ版アニメシリーズはヨーロッパ、特にフランスでは「NICKY LARSON」(ニッキー・ラーソン)とタイトルを変えて放送され、大人気となった。
2019年に劇場版としては、おおよそ20年振りとなるアニメ映画「劇場版シティーハンター〈新宿プライベート・アイズ〉」が公開。初日から4日間で32万人を動員、興行収入も15億円を突破する大ヒットを記録した。「シティーハンター」人気が、令和になった現在もなお、新しい世代を巻き込み健在であることを証明したのだった。
そんな「シティーハンター」の実写版「シティーハンターTHE MOVIE 史上最香のミッション」が、フランスからやって来る(11月29日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開)。
この作品は現地フランスでの観客動員数が、168万人という破格の大ヒットを記録。脚本を読んだ北条司氏からも「原作に忠実で、この映画のオリジナルストーリーを原作に入れたかった」と言わしめるほど。この映画の感想も「これぞシティーハンター!」と太鼓判を押したほどだ。
この作品とは別に、1993年に公開された、ジャッキー・チェンと後藤久美子共演の「シティーハンター」も権利関係がクリアになってDVDが発売されることになり、2019年は「シティーハンター」づくしの年としてファンの記憶に刻まれることとなった。
その元祖実写版ともいえるジャッキー版「シティーハンター」の試写会にカメラが潜入。ゲストとして登壇したのは、ジャッキー・チェンのものまねで有名なジャッキーちゃんこと俳優で芸人の栄島 智(えいしま さとし)。
試写後に行われたトークセッションでは冒頭、この作品を初めて見て衝撃を受けた大半のファンを前に司会者から、
「(みなさん)間違ってないですから、大丈夫です(これもシティーハンターですから)」と呼びかけ、「みんなキョトンとしてるよ、大丈夫?……ジャッキー版シティーハンターはね、2回目からが面白い」とジャッキーのモノマネで会場の笑いを誘う場面も。
そんなファンの戸惑いに応えた形でトークセッションのテーマも、ジャッキー版「シティーハンター」は果たして、シティーハンター映画といえるのか、という命題を掲げた異色なものとなった。
中盤には、ジャッキー・チェンによるコメディー映画だとのジャッキーちゃんの辛辣な指摘も飛び出すなど、微妙な空気と爆笑に包まれながらのトークセッションの様子は、下記からご覧ください!