舞台『暁のヨナ~烽火(ほうか)の祈り編~』の公開ゲネプロが11月14日、EXシアター六本木で16日の公演開始にさきがけて行われ、主人公のヨナ役を務める女優の生駒里奈、ハク役を務めるDISH//の矢部昌暉らが登壇した。
『暁のヨナ~烽火の祈り編~』は『花とゆめ』(白泉社)で連載中の草凪みずほ氏による大河ファンタジー漫画が原作。原作は2009年より連載スタートし、既刊30巻シリーズで累計770万部を突破。2014年10月から2015年3月にかけてアニメ化され、2016年、2018年の2度にわたり舞台化。謀反により父王を殺された高華国の王女・ヨナが流浪の身となりながらさまざまな人との出会いによって成長し、過酷な運命と立ち向かう姿が描かれている。
3度目の舞台化となる『暁のヨナ~烽火の祈り編~』では、国を守る決意をしたヨナ一向が重税と食料不足に苦しむ火の部族の人々のために奮闘する。だが一方、国境では火の部族と戎帝国千州との戦が始まろうとしており、ヨナたちはその戦にある企みがあることに気づく……。
■公開ゲネプロの写真レポート
■イケボ選手権開催も、生駒「ぜんぜんかっこよくやってくれないんだもん……」
囲み会見には生駒と矢部のほか、陳内将(スウォン役)、堀海登(ゼノ役)、熊谷魁斗(ユン役)、ボーカルダンスユニット・M!LKから塩崎太智(キジャ役)、曽野舜太(シンア役)、山中柔太朗(ジェハ役)の3名が登壇した。舞台裏での「仲良しエピソード」を聞かれると、潮崎が「バッチリなエピソードがありますよね、矢部さん」と挙手。矢部は苦笑いしながら、「急にね、昨日突如はじまったんですけど、イケボ選手権(イケメンボイス選手権)ってのが……」と説明し、「男がこんなにいて女性がひとりなので、いこちゃんに向かってイケボでいろいろ喋りかけるみたいなのが、昨日急遽はじまったんです」と明かした。
矢部は「“ヨナ一行”ってLINEグループがあるんですけど、みんな“お疲れさま~”ってなってるときに、急にジェハ役の山中くんがボイスメッセージで“きょうはお疲れさま”って、イケボで……」と全員でイケボのをアップする流れが始まったと語った。
記者から「キュンときましたか?」と問われた生駒は、「なんかぜんぜんかっこよくやってくれないんだもん」と否定。イケメンボイスどころか、ふざける方向に走っていたようだが「でも楽しかったです」と座組の仲の良さをアピールした。
昨年11月に上演された『暁のヨナ~緋色の宿命編~』から引き続き、主人公・ヨナを演じる生駒。この1年で成長した点について、「“ここが成長しました”なんて言いたくない性格で」と前置きしつつ、「前回よりも、どのキャラクターの気持ちも分かるようになった。それも含めて、お客様に見えて、物語として進むので、全部のキャラクターの気持ちを理解しようという気持ちになった」と作品への思いが深まったことを語った。
■舞台『暁のヨナ~烽火の祈り編~』
日程:2019年11月16日(土)~11月23日(土)
劇場:EXシアター六本木原作:草凪みずほ(白泉社「花とゆめ」連載中)
脚本:早川康介
演出:大関真出演者:
生駒里奈 ヨナ役
矢部昌暉(DISH//) ハク役塩崎太智(M!LK)キジャ役
曽野舜太(M!LK)シンア役
山中柔太朗(M!LK)ジェハ役
堀海登 ゼノ役
熊谷魁人 ユン役山田ジェームス武 キョウガ役
釣本南 テジュン役
瀬戸祐介 グンテ役
本西彩希帆(劇団4ドル50セント) ユウノ役武智健二 スジン役
寿里 ハザラ役陳内将 スウォン役