『真・中華一番!』21年ぶり復活! 第1話から「飯テロ」大反響の画像
画像はアニメ『真・中華一番!』公式サイトより

週刊少年マガジン』連載の人気マンガを原作としたアニメ『真・中華一番!』(TBS系)が、10月11日から放送スタートとなり、視聴者の間で「あのマオが帰ってきた!」「懐かしすぎて泣ける」と大きな話題を集めた。

 現在は『中華一番!極』が連載中の、小川悦司氏による『中華一番!』シリーズは1995年から連載が始まった漫画作品で、料理がテーマの作品にもかかわらず登場人物たちがバトルを繰り広げるなど独特の世界観を構築。1997年にはフジテレビ系の夕方アニメとして約1年半にわたって放送され、人気を博し、11日より『真・中華一番!』が2度目のアニメ化としてスタートとなった。

 主人公の“マオ”こと劉昴星(リュウ・マオシン)は、史上最年少で中国の頂点と言われる特級厨師試験に合格した料理人。第1話ではマオと仲間たちが鶏料理屋の娘・ティアと出会い、不幸を呼ぶという真っ黒な鶏の逸話を聞くことに。黒い鶏のせいで兄を失い、借金を抱えてしまったティアを助けるために、マオは町で開かれた鶏料理品評会への出場を決意する。

 第1話の見どころは、マオが黒い鶏を使って独自の料理を披露するシーン。料理を実食した品評会の審査員は「なんと! 荘厳にして華麗なる甘み!」「体中の血液が音を立てて駆け巡っていく!」と絶叫。他にも包丁で切り開かれた鶏がまばゆい光を発する場面などもあり、旧シリーズのアニメを彷彿とさせるようなハイテンションの演出のオンパレードとなっていた。

 およそ21年ぶりとなるアニメ化に、ネット上では「相変わらずカオスなノリでよかった!」「やっぱり面白いなあ。この王道のストーリーがたまらない」「懐かしすぎて過去にタイムスリップしたような気分」と歓喜の声が続出。

 また今回のアニメ化では深夜帯の放送となっているため、「腹減ったぞー!」「これは完全に飯テロアニメだ!」「めちゃくちゃ夜食を食べたくなるアニメですね」「この時間に料理アニメはいかんでしょ! とんでもなくお腹減った」といった反応も目立った。

 絶品料理を味わったキャラクターが一糸まとわぬ姿で恍惚とした表情を浮かべる『食戟のソーマ』など、最近の料理アニメでは“リアクション芸”がますます過激化しているが、『中華一番』は味を伝えるリアクションにこだわったことで人気を集めた作品。『真・中華一番!』では、いったいどんな演出が飛び出すのか、今後も目を離せない。