金曜日夜7時から土曜日夕方5時に放送時間が変更になった国民的アニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)。変更後初めてとなる10月5日の放送では、新たなオープニングが披露され、視聴者から好評が集まった。
「オープニング楽曲に起用されたのは、歌手に俳優とマルチな活躍を見せる星野源(38)が歌う作品名と同じタイトルの曲『ドラえもん』。この楽曲は昨年春に公開された映画『ドラえもん のび太の宝島』の主題歌で、アップテンポな曲調と歌詞の中にドラえもんのメインキャラクターを思わせる“表現”が使用されていることで人気を博していました。ちなみに映画の主題歌がテレビアニメのオープニングにそのまま起用されるのは、同番組の歴史上で初めてのこと。それだけ星野の楽曲が、現代のドラえもんにマッチしているのかも知れません」(アニメ誌ライター)
オープニングの映像は今までの“ポップなイメージ”はそのままに、カラフルな背景にキャラクターのシルエットだけを使用した映像や3D描写を使うなど“未来感”が漂う仕上がりに。また星野のアップテンポな楽曲に合わせて、次々と描写が変わっていくスピーディーな映像展開も特徴となっている。
歴代オープニングとは異なった映像に、視聴者からは絶賛が続出。「昭和と平成で積み重ねてきたドラえもん世界の日常を、令和という新しい時代に合わせてハイカラに表現した感じが最高!」「曲のチョイスも映像もステキすぎて、作った人はマジで天才」「めちゃくちゃエモくて何度でも見てられる」「オシャレだけど媚びてない感じがまた良い!」「Apple製品のCMみたいでカッコいい」「スタッフの愛を感じる」「歴代のオープニングの中では1番作りこまれているし、ドラえもんの世界観が凝縮されていて大好きだわ!」といった声が上がった。
またアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の挿入歌「God knows…」や『らき☆すた』のオープニング曲「もってけ!セーラーふく」などで知られる作曲家の神前暁氏も自身のツイッターで『ドラえもん』の新OPについて言及。「星野源さんのドラえもん新OP、69秒というアニソンでは珍しいフォーマット(通常は89秒)の中でイントロもアウトロも切り詰めてサビの転調まで詰め込んでる密度感がとても現代的だと思った」と、曲の構成について分析した。
放送枠変更の発表時には少なからず批判の声も見られた土曜『ドラえもん』。これからどのようなリニューアルをするかにも注目が集まっていきそうだ。