10月3日、都内でTVアニメ『ヴィンランド・サガ』と佐賀県がコラボしたイベント「『ヴィンランド・佐賀』出陣式」が行われた。
ステージには、佐賀県知事や、アニメのプロデューサーの他、声優の松田健一郎(41)や生天目仁美(43)も登壇し、イベントを盛り上げた。
【声優・松田健一郎と女優・佐藤藍子が『ヴィンランド・サガ』の魅力を熱く語る独占インタビュー動画を以下でお楽しみください!】
主人公・トルフィンの父親であるトールズを演じる松田は、その役について「彼は作品の中で、最強であるだけでなく、孤高の存在です。というのも、彼の持つ“すべての人々に対して平等で自由な世界を求める”という信念を、あの時代に共有できる人はいなかったと思うので。だから強いだけではなく、本当の愛を知っている男だと、僕は思います」と語った。
また、トルフィンの姉であるユルヴァを演じる生天目は、「いまアニメで放送しているところまでですと、本当に女性のキャラクターがいないので、唯一に近い女性キャラクターでして」と自身が演じるキャラクターを説明。これに松田が「録音スタジオからどんどん女性が消えていくんです」と補足し、会場の笑いを誘った。
さらに生天目は、ユルヴァについて「母親の美貌だけでなく、父親の男らしさも継いでいるので、リアクションをするときは『なるべく男らしく』と注意されたりしました」と演じるうえでの難しさを語った。
続けて、原作・アニメの大ファンであるという女優の佐藤藍子(42)がスペシャルゲストとして登壇。佐藤は「最初に原作コミックと出会ったときは、平積みされているコミックの表紙があまりにも美しくて手に取ったことをおぼえています」とコメントし、「なかなか新刊が出ないなか、先日やっと最新刊が出たんですよ!」と興奮気味に話し、ファンらしい熱いリアクションをみせた。
さらにアニメ大好きだという佐藤が、「ファンとして声優さん2人に挟まれて、実はすごい興奮していて横が向けません」と恥ずかしがると、松田は「こんな有名な女優さんにそんなことを言われると光栄で……」と逆に恐縮。これに知事が「トールズなんだからちゃんとしとかないかんばい!」とツッコミをいれる一幕も。
オンエア中のアニメについて佐藤は「アニメを観ていると、原作と同じ構図も出てくるし、たまにアニメオリジナルなシーンもあるので、マンガから入った人にもアニメを観てほしいし、アニメから入った人にもマンガを読んでほしいです」と愛情いっぱいに語った。
この日は原作者の幸村誠もVTRでメッセージを寄せた。ファンにはすっかりお馴染みとなっているヴィキングのコスプレで登場し、テンション高く爆笑メッセージを届けた原作者に会場は大盛り上がり。登壇者たちも大いに喜んでいた。