9月1日よりスタートとなったテレビ朝日系のヒーロー番組『仮面ライダーゼロワン』。第1話より、シリアスな表情を見せ続けてきた2号ライダーの不破諫(岡田龍太郎/25)が、早くも別の表情を見せ始め、「めちゃくちゃいいキャラ」「親近感がわく」と好評を集めている。
同作の舞台は人工知能搭載の人型ロボット・ヒューマギアが人間たちと同じように暮らす近未来。主人公・飛電或人(高橋文哉/18)は、祖父が死んだことで、ヒューマギアを開発した“飛電インテリジェンス”の社長に就任し、仮面ライダーゼロワンとして、ヒューマギアを暴徒化させ人類滅亡を企むテロリスト「滅亡迅雷.net」と戦っていた。
主人公・飛電或人は、お笑い芸人を目指しているという設定があり、毎回のように誰もウケないハイテンションなギャグを飛ばし、秘書のヒューマギア・イズ(鶴嶋乃愛・18)にネタの意味を説明されるというシーンが定番となっている。第2話では社長就任のあいさつの会見で「輝け! 社長なのに新入シャイーン!」と“輝く”と“シャイン”をかけたギャグを飛ばし、案の定場をしらけさせた。ただ、そこで一人反応したのが人工知能特務機関「A.I.M.S.」隊長の不破諫で、或人のギャグを聞くやいなやプルプルと拳を握り、必死に笑いをこらえてた。
「不破諫はクールで無骨なキャラで、仮面ライダーバルカンとして暴徒化したヒューマギアと戦う一方、飛電インテリジェンスにも疑惑の目を向けています。いわば或人とは相容れない立ち位置ですが、公式サイトに書かれている“或人の面白くないギャグのツボが世界で唯一ハマる人間”という設定が早くも全面に出始めていて、視聴者の間で人気となっているようです」(特撮ライター)
9月22日に放送された第4話「バスガイドは見た! アンナ真実」ではバスガイド型ヒューマギアのアンナ(大久保聡美/23)と、バス運転手型ヒューマギアのバース(金光真輝/35)が暴徒化した事件が描かれた。
バルカンに力を借りてようやく事件を解決した或人は、ここでも不破に「(パーカーのフードを被りながら)恩に着るよ!」と意味不明なギャグを放つ。そこですかさずイズが「今のは感謝の意味の“恩に着る”と、洋服を上に着るという意味の“オンに着る”と……」と解説。或人が「お願いだからギャグを説明しないで~!」と嘆くと、不破は笑いをこらえることが出来ず、歯を食いしばりながら走り去ってしまった。
シリアスキャラが見せる意外な一面に、視聴者からは「不破のキャラが早くも崩壊してて最高だな」「今週も結構悲しいストーリーだったのに最後に笑いをぶっこむなよ!」「お願いだから涙を返して」「堪えてる姿がかわいくて萌え死にそう……」「不破くんはツンデレ属性だったのか」「不破が最高! 好きになりそう!」と声が上がった。
或人と不破が絡むシーンは今後も面白くなっていきそうだ。