9月22日に放送されたアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』(フジテレビ系)第74話「地獄崩壊!? 玉藻前の罠」に、かつてないほどの強敵・玉藻前(たまものまえ)が登場。世界レベルで混乱が起こし、「チート級の強さ……」と視聴者を戦慄させたようだ。
これまで「大逆の四将」である、鵺、黒坊主、伊吹丸といった強敵と戦ってきた鬼太郎は、閻魔大王(えんまだいおう)から指令を受け、最後の四将である“九尾の狐”こと玉藻前を捕縛することとなった。
その頃、日本にはある国の軍艦が迫ってくることに。別の国に助けを求めようとするが、安全保障条約があるにもかかわらずどこの国も日本を助けず。実は各国の首相や偉い人たちの裏で怪しげな女が糸を引いていたのだった。
また、危機に陥っていたのは日本だけではなく、世界中で紛争が起こり死者が多数出ることにより、地獄では機能不全に陥ってしまう心配が。閻魔大王が頭を抱える中、追い打ちをかけるように玉藻前が部下を引き連れてやってくる。紛争を引き起こすために裏で糸を引いていた女の正体は、もちろん玉藻前。閻魔大王は玉藻前に立ち向かおうとするも、あっけなくやられてしまう。
地獄や世界中で騒動が起きている最中、妖怪狩りの専門家集団「鬼道衆」の末裔・石動零も玉藻前を追っていた。某国にいたところを発見して戦いを挑むも、狐姿の玉藻前にまったく歯が立たず。しかも本体は地獄にいるため、戦っているのはただの分身。石動の攻撃が通用せず、とどめを刺されそうになったその瞬間、鬼太郎が現れて玉藻前に戦いを挑むのだった。
今までとは違い地球規模で混乱を巻き起こす玉藻前に、視聴者からは「ラスボス感半端ないな……」「こんなに強い敵キャラって今まで見たことない」「鬼太郎史上最強の敵って感じがする」「本体が地獄に居て分身だけで地球を壊そうとするなんて勝ち目なくない?」「玉藻前めちゃくちゃかっこいい!」といった大反響を集めた。
九尾の狐として、いろいろな作品に登場する妖怪・玉藻前。田中敦子が声優を務める美しい姿が魅力的だが、鬼太郎の世界でも一筋縄ではいかない存在のようだ。