『サザエさん』マスオ声優交代まだ慣れず?「イケおじ」「ダンディすぎる」の声の画像
画像はアニメ『サザエさん』公式サイトより

 9月1日に放送されたアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)では、8月25日から声優交代となったフグ田マスオについて引き続き注目が集まり、「まだまだ慣れそうにない」といった声が続出した。

 マスオ役の声優は、先代の増岡弘(83)が約40年間にわたって担当してきたが、高齢による番組卒業の申し出があったことからキャスト交代へ。8月25日の放送をもって、『名探偵コナン』(日本テレビ系)の工藤優作役などで知られる田中秀幸(68)に引き継がれていた。

 この日は「いその家、新学期」「カツオの天気予報」「わが家の手紙騒動」の三本立て。マスオがカツオに振り回されるエピソードや、毎度おなじみとなっている同僚・穴子との掛け合いなどが描かれた。声優が交代してから2回目となる放送だったが、視聴者からは「音声だけ聞いて見てたらドキッとした!」「マスオさんはちょっとポンコツなキャラだったけど、何だかデキる上司みたいになった」「今までの穏やかな雰囲気とは違って真面目くさくなったかな」「マスオさんの声がダンディすぎる……」といった指摘が相次いだ。

 また田中がアニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)のドンキホーテ・ドフラミンゴ役を務めていることから、「優しい声を出すドフラミンゴにしか聞こえなくて違和感あるな」「喋るたびに脳内にドフラミンゴが登場して笑っちゃう」という声もあった。

 その一方で好意的に捉える人も多く、「イケボすぎる……やっぱりまだ慣れないけど」「田中さんの声が良すぎて、だんだんマスオさんがイケおじに見えてきた」「マスオさんの新しい声が大好きだからサザエさんがうらやましくなってくる……」と思わぬ人気が浮上しているようだ。

「11月24日には『サザエさん』の放送50周年を記念した実写ドラマ『磯野家の人々~20年後のサザエさん~』(フジテレビ系)が放送される予定ですが、そこではマスオ役に俳優の西島秀俊(48)が抜擢されています。声優交代も含めてネット上では“今後のマスオさんはダンディ路線?”といった反応も上がっているようですね」(アニメ誌ライター)

『キャプテン翼』のロベルト本郷、『シティハンター』の槇村秀幸、『キン肉マン』のテリーマン、『SLUM DUNK』の木暮公延など、少年アニメではしっとり落ち着いた役を演じることの多かった田中。声優交代によって、これからまったく新しいマスオ像が生まれていきそうだ。