三石琴乃、田中真弓だけじゃない“実力派演技”見せる「声優」たちの画像
画像はドラマ『科捜研の女』公式サイトより

 アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の葛城ミサト役などで知られる声優の三石琴乃が、8月22日に放送されたドラマ『科捜研の女』(テレビ朝日系)に女優として出演した。三石は事件の鍵を握るラジオDJ役を熱演。「カレンの華麗なるお仕置き」というラジオ番組の中でリスナーを下僕と呼ぶ女王様を演じ、物語の終盤ではしんみりと被害者との思い出を語った。堂々とした演技にドラマの視聴者からは「三石さんのあふれ出る色気!」「マジで美しすぎる」「声だけで三石さんって分かった! さすが!」「レギュラー出演してほしい!」と大絶賛が集まった。 

 また、アニメ『ONE PIECE』でルフィ役を務める声優の田中真弓は、8月21日に放送されたNHK連続テレビ小説なつぞら』に出演。田中は、広瀬すず演じるなつが訪れた福祉事務所の職員役として登場。生まれてくる子どもを預ける保育所を探すなつに「本来は子供は母親が育てるものなんです。それを勘違いされてませんか?」と問うという役どころに挑戦した。

 普段はアニメや吹き替えで活躍する声優が、連続して顔出しでドラマに出演。実は三石や田中以外にも、“実力派の演技”を見せる声優は少なくない。 

 アニメ『鋼の錬金術師』のエドワード・エルリック役で知られる朴ロ美(ロは王へんに路)は、2009年に放送された特撮ドラマ『侍戦隊シンケンジャー』(テレビ朝日系)に女優として出演している。同作の中で朴は、敵キャラの薄皮太夫の声を担当していたが、第25話では薄皮太夫が人間だった頃の姿が登場。愛していた男に裏切られ、強い恨みと悲しみから化け物に姿を変える薄皮太夫を演じきった。 

 朴はもともと舞台女優として活動しており、多くの朗読劇や舞台への出演経験を持つ。現在は全国公演を行うミュージカル『レ・ミゼラブル』にテナルディエ夫人として出演中だ。 

 アニメ『DEATH NOTE』の主人公・夜神月役などで知られる宮野真守も実力派。もともと子役として活躍する劇団ひまわり出身の宮野は、声優として本格的に活動する前にはミュージカル『テニスの王子様』などに出演していた。男性声優のソロ公演としては初となる日本武道館公演を行うなど多彩な実力を持つ宮野。2018年3月には劇団☆新感線の舞台『髑髏城の七人~Season月《下弦の月》』で主人公・捨之介を演じたことも話題となった。 

 またアニメ『名探偵コナン』で小嶋元太と高木刑事を演じることでも知られる高木渉は、多くのNHK作品に出演。中でも2016年の大河ドラマ真田丸』では木村佳乃演じる松の夫・小山田茂誠を演じ大きな反響を生んだ。ほか、高木は2018年放送の『半分、青い。』、現在放送中の『なつぞら』と連続テレビ小説にも出演しており、53歳という年齡ながら俳優として今後ますます注目の存在となっている。 

 最後に、声優・歌手として活躍する蒼井翔太。2019年9月に放送開始となるドラマ『REAL⇔FAKE』(TBS系)でドラマに初挑戦する。謎多き歌姫・朱音を演じるとのことで、蒼井の新たな挑戦に期待は膨らむ一方だ。

 声以外の演技でも視聴者を魅了する声優たち。今後の出演にも期待が高まっている。