8月4日に放送されたアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』(フジテレビ系)第67話は、前話終了後の予告段階でエピソードタイトルが大きな話題になっていた。そして放送後、SNS文化を風刺したような内容に視聴者から爆笑の声が上がっている。
この日放送された第67話は「SNS中毒VS縄文人」というエピソード。ネット上では、「出オチすぎるだろ」「パワーワードすぎない?」「ダメだ、タイトルだけでツボに入ってしまう!」「タイトルで笑わせようとする新しい試みですかね!」「このタイトルだけで満足感半端なくて草生える」「絶対見なきゃいけないやつ」とツッコミの声が続出。
今回描かれたのは、SNSのフォロワーが100万人を超える人気者の大学生・湊クリスティーンがメインの物語。湊は周りが羨む写真や動画をアップし、若い女性たちの憧れの的。しかしねずみ男によって都会へ連れてこられた「縄文人」が、湊を脅かす存在になっていく。ねずみ男が縄文人用のSNSを作って写真をアップすると、2万件もの“いいね”を獲得。さらに縄文人の人気は収まらず、SNS界の頂点へと駆け上っていった。
焦った湊は縄文人のことを鬼太郎に相談するが、妖怪ではないことを理由に断られてしまう。鬼太郎を当てにできないと知り、湊はさまざまな手を使って縄文人に勝とうと奮闘。ところがそんな湊の行動は行き過ぎてしまい、とうとう社会問題にまで発展する。周囲は次第に湊から離れていき、お金も友人もそしてSNSでの地位も失うことに。どん底にまで落ちた湊は縄文人を殺そうとするも、鬼太郎たちの手によってあえなく失敗。最後には妖怪でもないのに鬼太郎と対決し、最終的には警察に捕まってしまった。
妖怪よりも“人間の怖さ”を描いたストーリーに、視聴者からは「タイトルからは想像できない面白さだった」「凄い内容の話だったけど、現代の人間には深く突き刺さる内容だったな」「実際にSNSのいいねの為に生きてるような人っているもんね……」「湊って人、鬼太郎と戦うなんてほとんど妖怪みたいなものだな」「妖怪・SNSモンスターとでも名づけようか」といった反響が起こっている。
世の中には“いいね”よりも大切なことが多いことを忘れないようにしたい。