女優ののん(26)が主演声優を務めたアニメ映画『この世界の片隅に』が、8月3日に地上波で初放送される。
この作品は、こうの史代氏の同名漫画が原作で、戦時下の広島が舞台。18歳で呉に嫁いだ主人公すずの声をのんが担当しており、同作が16年11月に劇場公開されると、異例のロングランヒットを記録。さらに日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭長編部門審査員賞を受賞するなど、国内外から高い評価を得ている。
そして同作の声優を務めたのんといえば、大手芸能事務所を退社して以来、3年間テレビドラマの出演はゼロ。7月18日には、のんのマネージメントを担当している会社が、現場からのんへの熱烈なオファーがあるにもかかわらず企画が頓挫する現状を訴えるコメントを発表していた。
そんな最中、のんの主演声優作品がNHKで放送されることに喜ぶファンも多い。SNSでは、「やっとのんに会えるよ」「声だけでものんさんがテレビに登場する。我々は何年待ったことか」「冒頭にのんさんのあいさつ入れてくれないもんかな」「のんちゃんの声が日本中に流れる日でもあるので、とてもうれしい」「これを知ったとき、NHKが大ホームランを打ったと思いました」といったコメントが相次いでいた。
また、中には「声以外もこれからたくさん出ますように」「また、朝ドラとか出たら良いねー」など、のんの出世作となった連続テレビ小説『あまちゃん』を制作したNHKだけに、今後のドラマ出演に期待を寄せる声も目立った。
大注目の『この世界の片隅に』は、8月3日夜9時からNHKで放送される。
※画像はNHKアニメの公式ツイッターアカウント『@nhk_animeworld』より