タレントのマツコ・デラックス(46)がスタジオジブリ作品『となりのトトロ』について、20年間も秘めていた思いを明かしていた。
この発言があったのは、7月10日放送の『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)でのこと。番組に届いた視聴者からの“耳に入れたい話”を肴にマツコと有吉弘行(45)が独自の視点でトークするコーナーで、漫画『ドラゴンボール』など、王道作品が好きだと言うと、友人が「それベタじゃん!」と作品そのものを否定してくるというお悩みメールが紹介された。
マツコは「バランスよね」と言うと、「王道作品についてちゃんと説明できて、マニアックな作品についても語れる人がカッコいいと思う」とコメント。そして、逆に王道の超大作映画しか見ない人もいて、そういう人たちから好きな映画を聞かれ、「これ知ってるかな?」と悩みながら映画を紹介しても、「そんなマニアックな作品言われても」と否定されてしまうとボヤいた。
そこで有吉が「“一番の映画”とか“一番の漫画”っていう質問しないほうがいい」と主張すると、マツコも「一番なんてないよね」と同意。そして「いきなり聞かれて最初から王道言うのって、ちょっと恥ずかしい」と明かすと、「“トトロ好き”って言うまで20年かかったもん、恥ずかしくて」と告白。進行役の久保田直子アナ(37)を驚かせた。
これを見ていた視聴者は、ツイッター上で「マツコはトトロが好き。私もトトロが好きなベタな人間だな」などと、共感の声を寄せていた。また、『夜の巷を徘徊する』(同局系)のロケで、黒いワンピース姿で雨の中を傘を指して歩くことがあるため、「巨体だからトトロみたいになっているイメージある」と、マツコがリアルトトロのようだという声もあった。
「マツコは14年8月4日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)に出演した際、ジブリ作品について“ひと通りは見ている”と明かし、一番好きな作品は『もののけ姫』で、その理由を『風の谷のナウシカ』はあまりにも絵空事すぎて分からなかったが、『もののけ姫』はそばにある物の延長としてスッと入ってきたと語っていました。でも、本当は『トトロ』が好きだったんですね」(芸能ライター)――『トトロ』が好きって言うと「意外といい人じゃん」と思われそうで言いづらかったそうです。