『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載され人気を博した学園コメディ漫画『SKET DANCE』で知られる篠原健太氏の原作によるテレビアニメ『彼方のアストラ』(TOKYO MXほか)が放送開始となった。ネットでは第1話が注目を集め「神アニメの予感」と期待の声が高まっている。
原作は2016年から2017年にかけてウェブサイト『少年ジャンプ+』で連載されたSFミステリー漫画。宇宙旅行が当たり前になった近未来を舞台に、未曽有のトラブルに巻き込まれた9人の少年少女たちの活躍を描いた作品だ。
少年漫画でありながらSFファンやミステリーファンからも高く評価され、特設サイトに作家の相沢沙呼氏や翻訳家・評論家の大森望氏などが推薦文を寄せたことが話題になり、書店員などの漫画好きが“人にぜひ勧めたいと思う作品”を基準に選ぶ「マンガ大賞2019」も受賞した。
今回放送された第1話「PLANET CAMP」では、主人公のカナタ・ホシジマたちが惑星キャンプに出発。目的地である惑星マクパに到着するが、突然現れた謎の球体に吸い込まれ、5千光年離れた宇宙に放り出されてしまう。急な状況に困惑するカナタたちが、力を合わせ解決策を見出す姿が描かれた。
壮大な漂流を予感させる物語の始まりに、ネット上では「1話から怒涛の展開で一気に引き込まれた! 夏アニメの中でもトップクラスに面白くなりそう」「アクシデントが起きてからはあっという間に時間が過ぎてた。はやく続きが観たい!」「ギャグと緊迫感のギャップがすごい、神アニメの予感」と大反響。EXILEのパフォーマー・世界(28)も自身のツイッターで「面白いからみてね。話しがよーく出来てる」と絶賛していた。
「今年3月の『マンガ大賞2019』授賞式では原作者が登壇し、当初の企画を『週刊少年ジャンプ』の連載会議に持ち込んだところ“一発ボツ”を食らったというエピソードを語っていました。その後も多くの苦労があったそうですが、読み始めたら止まらない魅力が周知されると人気が爆発し、大ヒット。夏アニメの中でも最注目の作品のひとつです」(アニメ誌ライター)
同アニメは地上波のほか「dアニメストア」や「Amazonプライム・ビデオ」でも配信中。7月10日からは「Netflix」などさまざまなサイトで配信が始まっているので、見逃した人はチェックしてみてほしい。