アニメ『ジョジョ』ナランチャのツバメ演出に「スタッフに感謝」の声の画像
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 6月21日、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』(TOKYO MXほか)の第35話「鎮魂歌(レクイエム)は静かに奏でられる その2」が放送された。主人公一味のひとりであるナランチャ・ギルガの最期の姿が描かれ、ネット上で「分かってたけどつらい」と悲しみの声が上がっている。

 現在アニメでは主人公のジョルノ・ジョバァーナたちとギャング組織「パッショーネ」のボス・ディアボロとの対決が繰り広げられている最中。暴走するスタンド能力によって敵味方の魂が入れ替わり、混迷を極める状況の中でジョルノたちはディアボロの動きを止めることに成功した。

 そこでナランチャは、「俺、ネオポリスに帰ったら学校行くよ。アツアツのピッツァも食いてえ! ナラの木の薪で焼いた故郷の本物のマルガリータだ」と、ディアボロとの戦いが終わった後のことを語る。そして「もしフーゴのやつに会えたら、頭悪いってまたバカにされるのも結構いいかもな」と以前決裂した味方であるパンナコッタ・フーゴにも思いを馳せた。

 しかしジョルノ一行は、動けないはずのディアボロからスタンド攻撃を仕掛けられることに。誰もが気づかない間に、ナランチャは鉄格子に串刺しにされて息絶えた。

「今回はアニメオリジナルの演出として、ナランチャの魂を見送るようなかたちで空を見上げるフーゴのカットが追加されていました。ナランチャのスタンド能力・エアロスミスを思わせる飛行機が雲を抜け、一羽のツバメとなって空高く飛んでいくというシーンもあり、そちらも好評だったようです。作画監督の石本峻一さんは、放送後にツイッターを更新して“眠ったナランチャの顔はきれいな顔でということを心掛けてます”と原画執筆時の裏話をしていましたが、スタッフたちのナランチャへの愛が35話には詰め込まれてましたね」(アニメ誌ライター)

 チームのムードメーカーに訪れた突然の死。追加シーンに胸を打たれた視聴者からは、「最後にフーゴとの絆を描いてくれたスタッフには本当に感謝したい」「エアロスミスがツバメになって故郷に帰る演出、何度見ても号泣してしまう」「大好きなキャラだったから本当に胸が痛い」「ナランチャ死に様かっこよかったよ」「故郷に帰ったんだねナランチャ、泣けるわ」といった声が上がり、またSNSにはナランチャのファンアートも多数アップされた。

 ジョルノたちの冒険がどんな結末を迎えるのか、最後まで目を離せない。