6月20日深夜に放送された『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)で、マツコ・デラックス(46)が“ガンダムの街”として知られる東京都杉並区・上井草近辺を徘徊。次々と伝説のクリエイターが登場し「豪華な回だった」と大きな話題を集めた。
この日の放送では、1979年から始まった『機動戦士ガンダム』で有名なアニメ制作会社「サンライズ」にカメラが潜入。まずNHKで放送中の最新作『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のキャラデザインが壁一面に貼られた部屋に入ると、ガンダムブームの直撃世代だったというマツコは大興奮。ドムが好きだと明かし、初代ガンダムと比べて少しスマートなデザインになった“黒い三連星”を見て「なんかシュッとしてるわよね。もっとヘッポコな感じじゃなかった?」と指摘。また、敵キャラであるギレン・ザビの設定画を見ながら「こういう人が意外と夜はMだから」と語るなど、マニアックな話題に花を咲かせた。
続いてスタジオを移動し、実際にガンダムを制作する現場を取材したマツコ。マツコは版権イラストでZガンダムの機体を描くスタッフを目に留める。「まず何から始めるの?」と制作過程について掘り下げていくのだが、話の途中でそのスタッフが漫画家・イラストレーターのことぶきつかさ氏だったことが明らかに。
ことぶき氏といえば、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』や『劇場版シティハンター』のキャラクターデザインを手がけた人物で、アニメファンにはおなじみのクリエイター。マツコのリアクションはなかったが、ことぶき氏の登場にネットは騒然。「すごい迫力の絵だから誰かと思ったらことぶき先生で、思わず大声出しちゃった」「まさかことぶき先生のご尊顔を拝めるとは……」「ことぶきつかさの登場すごい。職人オーラが眩しくて直視できなかった」と大盛り上がり。「ことぶきつかさがまさか男だったとは」「女の人だとずっと思ってた」といった声もあり、「ことぶきつかさ」がホットワード入りを果たした。
ことぶき氏も放送後に、自身のツイッターで「マツコさん、その綺麗になってしまった黒い三連星をデザインしたのがボクだったんです」「マツコさん、とても素敵な方でした。 緊張のあまり失礼な事をしてしまったのではと後からドキドキしてました。」と投稿。番組ロケの裏風景を明かしていた。
「数々の名作を生み出してきた『サンライズ』のスタジオはガンダムファンにとってまさに聖地。制作現場にカメラが入る貴重な機会なので、注目が集まるのも当然でしょう。ちなみに、この日のロケ中にことぶきさんが描いていたZガンダムは、森口博子さんが8月にリリースする新譜『GUNDAM SONG COVERS』のジャケットだったようです。紙イラストの貴重な執筆現場が見られたとあって、こちらについての感想もSNSでは多く見られましたね」(アニメライター)
番組終盤では、ガンダムシリーズ総監督として知られる富野由悠季氏(77)も登場。6月27日の後編では、マツコと富野監督が熱心に語り合う展開が放送されるようだ。一体どんなトークが飛び出すのか、チェックする必要がありそうだ!