大ヒットRPG『ファイナルファンタジー7』のリメイク作品が、2020年3月3日に発売されることに決定。大手通販サイトで予約がスタートしたものの、ネット上ではその価格をめぐって賛否両論の声が上がっているようだ。
1997年にリリースされた『ファイナルファンタジー7』は、1200万本以上の世界累計販売本数を誇る伝説的なタイトル。今回のリメイクではキャラクターや作品世界がよりリアルに再現され、戦闘システムにも高い戦略性が盛り込まれる予定となっている。
ロサンゼルスで行われた「SQUARE ENIX LIVE E3 2019」ではリメイク作品のロングトレーラーが公開されたほか、スタッフによってさまざまな情報が明かされることに。リメイクプロジェクトは1作で完結せず、最初のタイトルでは架空の都市「ミッドガル」を中心とした物語が描かれるということが発表された。
6月11日にオープンした公式サイトによると、希望小売価格は税込みで9698円。この価格に反発する人からは「ミッドガルまでなのに1万円弱って納得できる金額じゃない」「ミッドガル編って序盤だけど、完結まで5部作ぐらいになるんじゃ……? 高いわりに内容が薄くなりそう」「ボリュームを考えると高いし、予約を躊躇してしまう」「ミッドガルなんて超序盤でしょ。ラストまで集めるの何万になるの?」といった意見が上がっている。
その一方で価格に違和感がないという人からは、「トレーラー観たらすごい迫力。あのクオリティなら高くてもやむを得ない」「ブルーレイ2枚分相当のボリュームらしいし、それを考えると納得いく」「リメイク版を出してくれること自体がうれしくて値段なんて気にならない」といった声も。
「ボリュームが大きいゲームといえば、昨年発売された『レッド・デッド・リデンプション2』はPS4でブルーレイディスク2枚組を採用して話題になりました。ボリュームを生かすことで、美しいグラフィックや広大なマップを実現できたようです。FF7のリメイクも序盤のシナリオだけで1本のソフトを出すわけですから、逆にいえばそれだけ充実した内容を期待できるでしょう。ただ、ミッドガル編はPSのオリジナル版では超序盤です。ストーリーをすべて楽しむためには、まだしばらくは時間が必要かもしれません」(ゲーム誌ライター)
価格が妥当かどうか判断するには、実際にソフトが発売されるのを待つしかなさそうだ。