日本国内で最大規模となるキャラクターの祭典『第9回ライセンシングジャパン~キャラクター&ブランドライセンス展』が、東京ビッグサイトで開催された。そこで、日本キャラクター大賞のグランプリに輝いたのは「すみっコぐらし」。
おそらく、何だそれは!? と思う方が多いキャラクターだろう。「すみっコぐらし」は、文具雑貨メーカーのサンエックス株式会社によって、7年前に誕生。大人には馴染みが薄いかもしれないが、いまや小中学生や女子大生の間で、認知度ナンバーワンともいえる人気キャラクターに成長しているのだ。目立たずに、隅っこにいると落ち着く日本人特有? の気質をコンセプトとした生み出されており、寒がりな白クマ、自信のないぺんぎん、恥ずかしがり屋のねこなど、ちょっぴり脱力系でネガティブながら、不思議な癒しの魅力を持っているキャラクター群となっている。
この祭典は日本のライセンスビジネス産業の価値を広く社会に発信し、業界の健全な発展に寄与する目的として、2009年より毎年開催されている。人気キャラクターの見本市ともいえるイベントで、過去のグランプリ受賞キャラクターには、12年「ONE PIECE」、13年「くまモン」、14年「ふなっしー」、15年「妖怪ウォッチ」、16年「おそ松さん」、17年「ポケットモンスター」と、いまや知らない人はいないキャラクターが勢ぞろいしている。
もはや「すみっコぐらし」のブレイクも、約束されたようなものかもしれない。
その表彰式の模様や、広大な会場を取材した動画は、下記からご覧ください。