■鬼のように強い幼女が芸能活動⁉ 『凶乱令嬢ニア・リストン』
『凶乱令嬢ニア・リストン 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録』は、「小説家になろう」で2019年から2021年まで連載された南野海風氏の小説を原作とするアニメ作品。病弱な貴族令嬢ニア・リストンの幼い体に転生した神殺しの武人が、「戦いの中で死にたい」という望みをかなえるため、自分のことを殺すことができる強者を探す物語である。
幼い少女の姿には似合わない落ち着いた口調や達観した言動、そして病弱な体から垣間見える圧倒的な強さが冒頭から目を引く。序盤で相手を圧倒するシーンや、兄のニール・リストンに剣の使い方を教えるニアの姿もインパクトがあり、SNSでは「バーサーカー令嬢の片鱗が」「いきなり激つよ少女出てきてビビった」「これはさすがに視聴確定」という反応が目立った。1話時点ではバトル描写は少なかったものの、儚そうな少女と強さのギャップが話題を呼んだようだ。
また、第1話では「魔法映像(マジックビジョン)」という、テレビ放送のような仕組みがある世界観も注目を集めた。その後、「氣」の力で病を克服したニアは、職業訪問番組に出演して人気を集め、王都の劇団で芝居をすることになる。
仕事の現場で幼女らしからぬ胆力や身体能力を見せる場面もあり、日常パートの愛らしさと、バトルシーンの強さの描写が絶妙なバランスが魅力で、バトルと芸能活動をかけ合わせた異色の展開にも関心が寄せられた。
鬼のように強い幼女の魅力に、芸能活動という変化球を加えた本作。王道の無双モノとはひと味違う物語が、今後どのような展開を見せるのか期待したい。
■異世界召喚×ロボット×神曲、新たな魅力と懐かしさで話題を呼んだ『魔法騎士レイアース』
『魔法騎士レイアース』は、創作集団・CLAMPが『なかよし』(講談社)で連載していた少女漫画を原作とするアニメ作品だ。1994年から1995年にかけて全49話のテレビアニメが放送され、30年以上の時を経て、新たにアニメ化された。
主人公は無鉄砲ながらも素直で意志が強い獅堂光、クールで気が強い龍咲海、冷静沈着で天然な鳳凰寺風の中学生3人。謎の声に導かれて異世界セフィーロへと召喚された彼女たちが、元の世界に戻るため魔法騎士(マジックナイト)となって世界を救う物語である。
第1話では、光たちが魔法や魔物が存在するファンタジー世界へ飛び込むワクワク感が描かれた。冒頭にはロボット同士の戦闘シーンもあり、巨大な魔神が登場する独特の世界観が視聴者を魅了した。
SNSでは旧作を知らない世代の視聴者が新鮮な気持ちで楽しむ一方、往年のファンからは新たな映像やキャストへの好意的な反応が寄せられた。新キャストの演技についても「イメージにピッタリで本当嬉しい」「(声優)能登さんのアルシオーネもいいですねぇ」といった称賛の声が多くあがっていた。
さらに第1話のラストには、1994年版の主題歌だった田村直美さんの「ゆずれない願い」が流れ、往年のファンを歓喜させた。SNSは「神曲きちゃぁぁぁぁぁぁぁぁ―――――ッ!!!」「EDでゆずれない願い流すのはズルいよ」「反則すぎる!」など大反響が巻き起こり、作品愛あふれる制作陣の演出が視聴者の胸を打った。
初見勢も旧作ファンも楽しめる、新たな『レイアース』に今後も注目したい。
それぞれ異なる魅力を持ちながら、初回から視聴者の期待に応えた3作品。今後のストーリー展開や新たな見どころも注目していきたい。
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