■予言書を燃やされ存在が消滅…フェイスフラッシュが起こした奇跡

 ロビンマスクの復活劇はまだまだ続く。次は「キン肉星王位争奪編」において、知性チームの強敵・マンモスマンと死闘を繰り広げた時のこと。この戦いは「キン肉族超人予言書」が勝負のカギを握っており、自身が書かれたページが燃えて灰になると、その超人は歴史から存在自体が消滅するという過酷なルールがあった。

 両者の白熱した攻防により、一進一退の好勝負を繰り広げる。これまで圧倒的な強さを誇ってきたマンモスマンは、ロビンマスクとの真剣勝負に闘志を燃やし、チームリーダーであるキン肉マン スーパー・フェニックスを裏切ってまでロビンマスクとの決着を熱望した。

 激闘の最中、両者の予言書のページに火が点き、体が消えかかっていく。ロビンマスクは決死のタワー・ブリッジを狙って空中へ飛ぶが、その落下地点には予言書のページを支える“運命の糸”があった。

 糸に触れると即座に消滅してしまう絶体絶命の危機であり、それを回避するには技を外すしかない。だが、ロビンマスクは「真剣勝負にそんなものは関係ないわ――っ!!」と叫び、自ら糸を切って勝利をつかみ取った。そして「歴史から消えても自分のとった行動を、人々が心に刻みつけてくれれば本望である」と言い残して、消滅するのであった。

 だが、ここでもドラマチックな展開が待っていた。最後はキン肉マンがフェイス・フラッシュを放ち、戦いで散っていった超人たちの生命を復活させる奇跡を見せる。そしてロビンマスクは、またもや劇的な復活を果たしたのである。

■ネメシスとの死闘で砂丘に散る…マンモスマンの力で戦線復帰

 「完璧超人始祖編」でロビンマスクは、完璧超人のネメシスと鳥取砂丘の階段ピラミッドで対決。ネメシスはこれまで戦った超人の中でも極めてパワーが強く、ロビンマスクは仮面が歪み、大量の血を流すほどの苦戦を強いられる。

 それでも彼は、持ち前の友情パワーを武器に、満身創痍の状態でも立ち上がり続けた。切り札のロビン・スペシャル、さらに新技のタワーブリッジネイキッドやブリティッシュ・スティール・エッジを繰り出すも、ネメシスには決定打とはならず。逆に必殺技である、〈完肉〉バトルシップ・シンクによってマットに叩きつけられて敗北を喫した。

 ネメシスはロビンマスクの奮闘を評価し、息絶えた彼を砂丘に埋めて埋葬する。さすがのロビンマスクもこれで終わったか……と思われたが、続く新シリーズで思わぬ展開が待っていた。

 マンモスマンが超神コーカサスマンとの死闘の末、尽き果てようとしている自らの命と引き換えにロビンマスクを蘇らせたのである。

 かつての宿敵が己の命を託して救うという展開は、多くのファンの胸を熱くさせた。そして、その後果たされたロビンマスクの再登場シーンの圧倒的なカッコよさは、今もなおファンの間で語り継がれている。

 

 このほかにもロビンマスクは「アメリカ遠征編」にて、キン肉マンとの再戦でグランドキャニオンの峡谷に転落したものの奇跡的に一命を取り留め、のちに謎の超人・バラクーダとして復活したシーンもある。

 『キン肉マン』の長い歴史のなかで、絶命や消滅といった極限の危機から何度も返り咲き、そのたび鮮烈な印象を残してきた超人こそがロビンマスクだ。まさに「作中屈指の不死鳥」と呼ぶにふさわしい存在である。

 どれだけ命を落とそうとも必ず蘇り、正義超人のリーダー格として圧倒的な存在感を放つロビンマスク。その再登場シーンも印象的なだけに、彼が蘇るたびにこちらもテンションが上がってしまうのだ。

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