シュタルクにとって最大の強敵となりうる!? 『葬送のフリーレン』魔族最強の戦士「血塗られし軍神リヴァーレ」にまつわる“謎”の画像
少年サンデーコミックス『葬送のフリーレン』第10巻(小学館)

 人気ファンタジー漫画『葬送のフリーレン』(原作:山田鐘人氏、作画:アベツカサ氏)には、人類と敵対する魔族が数多く登場する。“七崩賢”の一角であるアウラ、「人を殺す魔法(ゾルトラーク)」を編み出したクヴァールなど、さまざまな強者が主人公・フリーレンの前に立ちはだかってきたが、その中でも「最強」との呼び声が高い魔族がいる。

 それが、“血塗られし軍神”の異名を持つ大魔族・リヴァーレだ。第2回キャラクター人気投票で、公式が「魔族最強の戦士」と紹介しており、作中でもその評価に見合う強さを見せつけた。実はテレビアニメ版にもシルエットで登場しているため、記憶にある視聴者もいるかもしれない。

 今回は、『葬送のフリーレン』のストーリーの重要な鍵を握る可能性を秘めた魔族最強の一角、リヴァーレの活躍と残された謎に迫ってみよう。

 

※本記事には作品の核心部分の内容を含みます。

 

■全盛期のアイゼンが「俺とは比べ物にならない」と断言

 リヴァーレは戦いをこよなく愛する魔族で、その地位は人類で例えるなら魔王軍の将軍に相当する大物だ。漫画の第117話の回想シーンでは、魔王討伐の旅を続ける勇者ヒンメルたちを強襲し、パーティーの頼れる戦士・アイゼンと一騎打ちを繰り広げた。

 リヴァーレは最初の一撃からフリーレンの魔力探知が追いつかないスピードと、素手の一撃でアイゼンを後退させる圧倒的なパワーを見せつけ、格の違いを感じさせた。さらに「誉れ高き人類最強の戦士に敬意を表し」と語り、あえてアイゼンが得意とする斧で戦い始める。

 リヴァーレの言葉通り、当時のアイゼンはこの時代の戦士としては人類最強クラスの強さがあるだろう。だが、リヴァーレにとって斧は本来の武器ではないにもかかわらず、アイゼンは終始押され防戦一方になってしまう。ついには「きっとお前は俺とは比べ物にならない程の武の高みにいるのだろう」と発言。純粋な戦士としての技量において、人類最強の戦士をもってしてもリヴァーレには勝てないことを示唆していた。

 結局この戦いは、アイゼンが起死回生をかけた「閃天撃」を放ち、リヴァーレを崖から落下させたことで決着はつかずに終わっている。リヴァーレは「久々に楽しい戦いだった」とアイゼンを称賛していたが、実力差は歴然だった。こんな化け物じみた強敵がいるにもかかわらず、魔王を討ち取った勇者ヒンメルの偉業を、あらためて思い知らされたエピソードでもある。

■シュタルクの村を襲った張本人か? 今も活動している可能性が高い

 本編から約80年前に勇者ヒンメルは魔王を討伐したとされているが、作中の描写を鑑みるにリヴァーレはその後も生き残っている可能性がかなり高い。

 その根拠の1つが、漫画の第95話でフリーレンがフェルンに大魔族を教えるシーン。そこでフリーレンはリヴァーレの名を挙げていたが、すでに倒しているなら脅威として教える必要はないはずだ。

 「戦おうと考えたら駄目だよ」「(フェルンが)こいつらと渡り合えるのはどんなに早くとも半世紀は先だ」と、フリーレンが強く警告したのも、リヴァーレを含む大魔族が依然として健在であり、その実力が計り知れないことを物語っている。

 もう1つの根拠は、第26話でのシュタルクの過去にかかわる描写である。回想シーンでは、彼が家族ともども故郷の村を滅ぼされた光景の中に、リヴァーレとそっくりな魔族が描かれているのだ。アニメの第12話でも同様のシルエットが登場し、「10数年前にシュタルクの故郷を滅ぼしたのはリヴァーレではないか」という考察がファンの間で行われているが、筆者も同意見だ。

 このように、リヴァーレは魔王がいなくなってからも活動を続けている可能性がある。だとすれば、彼の現在の目的は何なのだろうか。

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