「あれっ、いつもと違う…!?」令和アニメにあった視聴者の記憶に残る「特殊エンディング」3選『グノーシア』『見える子ちゃん』から『かぐや様は告らせたい』までの画像
アニメ『グノーシア』 ©Petit Depotto/Project D.Q.O.

 アニメにおける「エンディング」は、初回だけチェックしたら、その後は飛ばしてしまう人もいるかもしれない。だが、エンディングで描かれるキャラの意外な一面や、中毒性のある楽曲を楽しむなど、アニメファンにとっては重要な要素のひとつといえる。

 そして、2018年放送の『進撃の巨人』第49話や、2011年放送の『STEINS;GATE』第22話など、いつもと同じエンディングと思いきや、特殊な演出や急な転調が入ることで視聴者を驚かせた作品もあった。

 実は令和に誕生したアニメにも、そのような演出がたびたび見られる。そこで本稿では、近年放送されたアニメの中から、制作陣のこだわりが詰まった驚きの“特殊エンディング回”を振り返ってみたい。

 

※本記事には各作品の核心的な内容を含みます。

■エピソードとリンクした遊び心満載のエンディング『かぐや様は告らせたい』

 『かぐや様は告らせたい』は、『ミラクルジャンプ』や『週刊ヤングジャンプ』(いずれも集英社)で、2015年から2022年まで連載された赤坂アカ氏の人気漫画。それを原作としたテレビアニメ第3期には、ファンの心をつかんだ特殊エンディング回があった。

 同作は名門・秀知院学園を舞台に、生徒会長・白銀御行と副会長・四宮かぐやが互いに好意を抱きながらも、「先に告白したほうが負け」という意地を張り合い、高度な恋愛頭脳戦を繰り広げるラブコメ作品だ。

 第5話の「藤原千花は刻みたい」は、白銀が音楽経験豊富な生徒会書記・藤原千花からラップの猛特訓を受けるエピソード。白銀のラップは作中で「音楽とすべての表現者たちに謝れ」「ナマコの内臓が耳に入ってくる感覚」と酷評されるほど悲惨なものだった。

 しかし努力家である白銀は猛特訓の末に、パッションのこもった見事なラップを披露する。そして視聴者を驚かせたのが、この回のエンディングにて、白銀(CV:古川慎)と千花(CV:小原好美)が歌うラップ曲「My Nonfiction」が流れたことだ。

 ふたりが本格的なラップで軽快に掛け合い、作中で積み重ねた特訓の成果をそのままパフォーマンスとして披露する。映像面でも、通常とは大きく異なる3D調のキャラクターが描かれ、当時のSNSでも「この回だけのエンディングなのに完成度高すぎる」といった反応が続出していた。

 アニメの第1期で放送された藤原書記による特殊エンディング「チカっとチカ千花っ♡」しかり、視聴者に笑いと驚きを届ける巧妙な仕掛けは、『かぐや様は告らせたい』らしい遊び心が詰まった名演出といえる。

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