「日本キャラクター大賞2026」発表! ちいかわ殿堂入り、たまごっちにナルミヤなど平成キャラ多数受賞で見えてくる「今」の画像
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』 (c)ナガノ / 2026「映画ちいかわ」製作委員会

 ライセンスビジネスとして最も活躍したキャラクターを決める「日本キャラクター大賞2026」の表彰式が6月17日、東京・東京ビッグサイトで開催された「ライセンシング ジャパン」内の特設会場で行われ、「ちいかわ」がグランプリを獲得した。

 「ちいかわ」がグランプリを受賞するのは、2022年、2024年、2025年に続く4度目であり、史上初の三連覇を達成。見事、殿堂入りを果たした。

 

 「日本キャラクター大賞」は、ライセンスビジネス産業の価値を広く社会に発信するとともに、業界の健全な発展に寄与するため2009年に創設された。これまで『ポケットモンスター』や『ONE PIECE』、「くまモン」など、多彩なジャンルのコンテンツがグランプリに輝いている。

 今回殿堂入りした「ちいかわ」はイラストレーター・ナガノさんが2020年にXに投稿した連載から生まれた、明るくて素直な小さくてかわいい生き物たちの日常を描いた漫画作品が原作。

 2026年7月24日には「ちいかわ」初の劇場作品として、シリーズ中でも異色かつ人気の長編エピソード「島編(セイレーン編)」を映像化した『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が公開される。

 まさに人気絶頂にある「ちいかわ」。その人気は国内だけにとどまらず、中国や台湾、韓国にも公式ショップが進出している。ライセンス元のスパイラルキュート・川上洋一社長は「東アジアでは日本以上の人気。7月に公開する劇場映画をはじめ、新しい挑戦を続けたい」と語っている。

 そして大賞に次ぐ「キャラクター・ライセンス賞」には、再ブレイク中の「たまごっち」と「モンチッチ」が選出。また、「選定委員特別賞」には「ナルミヤキャラクターズ」が選ばれた。いずれも懐かしさを感じずにはいられないラインナップである。

 「たまごっち」はバンダイが1996年に発売した携帯型デジタルペット玩具。当時はあまりにも入手困難だったことから社会現象にまでなった。以降も新しいシリーズが発売され続け、最新シリーズではズームダイヤルを回し倍率を変えてさまざまなフィールドを見たり、育てられるたまごっちが50000種以上になっていたりと、大きな進化を遂げている。

 一方「モンチッチ」はセキグチが1974年に発売したぬいぐるみ。昭和にブームが去って以降は、一時的に販売を休止した時期もあったが、近年また若い女性を中心に人気が再燃している。

 そして「ナルミヤキャラクターズ」は、子ども向けアパレル事業を展開する株式会社ナルミヤ・インターナショナルの扱う、平成のジュニアブームをけん引したそれぞれのブランド、『ANGEL BLUE(エンジェルブルー)』の代表的キャラクター・ナカムラくん、同じく『mezzo piano(メゾピアノ)』のベリエちゃん、『pom ponette junior(ポンポネット ジュニア)』のミントくん、『DAISY LOVERS(デイジーラヴァーズ)』のルッキーといったキャラクターのこと。2025年には東京・ルミネエスト新宿で大々的なイベントが行われ、のちに常設展「NARUMIYA HAPPY PARK」もオープンしている。

 これらの平成の熱を感じるラインナップには、「平成女児」からの圧倒的な支持があると考えられる。あえて当時の懐かしい流行や質感を求め、当時のものを身につけたり再現したりする「平成女児」。その心情の背景にあるのは癒しを求める心なのか、あるいは現実逃避という側面もあるのかもしれない。

 また「ニューフェイス賞」には「mojojojo」が選出された。カプセルトイをきっかけに人気に火がついた、ぬいぐるみ作家・尾崎歩美氏が手がけるオリジナルブランドだ。作品ごとに細かな設定や名前をあえて設けないという自由度の高さ、素朴で温かみのあるたたずまいが人気の理由で、まさに令和的なキャラクターに感じる。

 そして「プロダクト・ライセンシー賞」には「ボンボンドロップシール」が輝いた。2025年ごろから、シールは雑貨店や文房具店などを中心にどこに行っても売り切れが続出し、シールを求める人たちのマナーの悪さが問題視されるほどのヒットを飛ばした。

 「ボンボンドロップシール」はつやつやでぷっくりとした独特の質感が大人気で、現在も品薄状態が続いている。また現代の小中学生の間でシール交換が大流行しているが、それと同じくらい「平成女児」の間でも空前のブームとなっている。

 

 懐かしさと今っぽさが混在していた「日本キャラクター大賞2026」の受賞キャラクターたち。それぞれのキャラの世間での知名度もかなり向上しており、今後ますます人気が高まっていくことも十分考えられるだろう。

 

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