6月19日、最終話が放送されるドラマ『田鎖ブラザーズ』(TBS系)。両親を殺害した犯人を追い続けてきた田鎖真(岡田将生さん)と稔(染谷将太さん)の長い物語がついに終わりを迎えることとなり、彼らの行く末に注目が集まっている。
これまで、作中では事件と絡むさまざまな“謎”が明かされ、それに伴い登場人物たちが抱える“秘密”も暴かれていった。しかし、完結目前の今となってもいまだ解決していない謎はいくつかあり、それらこそが最終話の展開を握る重要な鍵になると考えられる。
そこで今回は、最終話で明かされると思われる「未解決の謎」をあらためて整理していこう。
※本記事にはドラマ『田鎖ブラザーズ』第9話までの内容を含みます。
■晴子が“隠していること”とは一体…
最終話での描かれ方が最も気になる人物といえば、やはり足利晴子(井川遥さん)だろう。彼女は田鎖兄弟にとって姉のような大切な幼なじみであり、これまで彼らの捜査に力を貸してきた一方で、どこか陰を感じさせる言動も多かった。
そして第9話のラストでは、「あなた一体何を隠してるんですか?」と問いかけてきた小池俊太(岸谷五朗さん)に対し、険しい表情で振り返るシーンが。彼女の抱える“秘密”が非常に重要なものであることがうかがえる。
その秘密を知る上で重要になると思われるのが、第9話で辛島貞夫とふみの口から何気なく発せられた「漁師の公司さん」の存在だ。公司は銃の取引の夜、田鎖兄弟の父・朔太郎が現場に現れず取引が中止になったせいで殺されてしまったという。
晴子は作中でたびたび釣りをしているが、それは亡き父親の影響が大きいようで、そうすることで「ここで父さんと会ってる」とも話していた。死因については酔っぱらって海に落ちたと話していたが、もしそれが噓だとしたら……。晴子の父が公司であると仮定すると、彼女が五十嵐組や辛島夫妻、ひいては父の死の引き金となった朔太郎に恨みを抱いていてもおかしくないだろう。
加えて、晴子についてまだ明らかになっていない謎として、31年前の田鎖一家殺傷事件の夜、なぜ田鎖家の近くにいたのかというものもある。本人はバイトの帰りだったと説明しているが、小池が疑っている以上、何か裏があってもおかしくはない。これもまた彼女の父の死と関係があるのだとすれば、晴子と田鎖兄弟の関係性が大きくひっくり返る展開になりそうだ。
■銃を稔に送ってきたのはなぜ?
第8話ラストで稔あてに茂木からの小包が届き、その中には茂木が彼の家から盗んだ密造銃が入っていた。密造や闇取引、そして両親殺害につながる重要な証拠だ。わざわざ送り返し、その後に死亡しているということは、罪の意識に耐え切れず稔にすべてを託そうとしたのだろうか。だが、茂木はふみに銃を見せているため、普通に考えればふみがそんなことを許すとは考えられない。
また、この小包に関しては、視聴者の一部である疑惑がささやかれている。銃とともに「ごめんなさい」と書かれていた紙が入っていたのだが、この手紙や送り状の字が、茂木が稔に残したレシピの字と別物に見えるというのだ。
たしかに両者をじっくり見比べてみると、文字の間隔や筆圧、線の震え方などが微妙に違うようだ。片方は急いで、片方はていねいに書いたから、という理由で説明がつけられそうな気もするが、別人が茂木の筆跡を真似た可能性も否定はできない。
だとすれば、その人物は何のために銃を送り、そして茂木の名前を使ったのか。しかし、銃を送ったのが茂木でないとすると、彼の自死のタイミングがあまりにも合いすぎている。彼は本当に自ら死を選んだのか……さまざまな疑問が浮かんできてしまう。誰が、何のために、稔に銃を送ってきたのか。これもまた気になる謎の1つといえるかもしれない。
最後に、小池とその元相棒である笹岡隆弘の動向も気になるところだ。田鎖家の事件を担当しながら、暴力団への情報漏洩で警察を去った笹岡と、県警一課から所轄へと異動となった小池。その裏に何があったのかは、今も明らかになっていない。
小池は、時効となった事件を追い続ける兄弟を邪魔するような動きをずっと見せていた。当初は自身の保身のためにも思えたが、第9話では笹岡に対し「俺も同罪です」「(あの事件を)どうやって終わらせますか。このまま逃げ切るのか、それとも」と真摯に語りかける場面があった。彼らがどのような決心をして、どう動くのかが、真実を暴くための鍵になるのだろうか。
晴子、辛島夫妻、そして小池と笹岡。最終話で彼らがどう動くのか、そしてすべてが明かされたとき田鎖兄弟はどのような決断をするのか。『田鎖ブラザーズ』最終話から目が離せない。
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