ガンダム外伝作品でアムロ・レイが搭乗したとされる「知られざるMS」  Zガンダム3号機にZプラス、宇宙用のリック・ディジェも…の画像
ガンプラ「MG 1/100 Zガンダム3号機」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ

 『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイは、ガンダム(RX-78-2)に乗り込み、多大な戦果を挙げて「ガンダム神話」を作り出した。その後も『機動戦士Zガンダム』『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』といったアニメ作品で活躍。まさに敵無しの強さを誇り、宇宙世紀シリーズ最強のパイロットとして認識しているファンも多いだろう。

 そのアムロにとって最後の搭乗機が「νガンダム」だったことは有名だが、それまでアニメ作品では「リック・ディアス」「ディジェ」「リ・ガズィ」といった機体も乗り継いできた。

 しかし、アニメで描かれなかったアムロの空白期間を描く外伝作品などでは、その他の機体に乗っていたという設定も存在する。

 そこで今回はテレビアニメや劇場映画以外の外伝作品における、印象的なアムロ・レイの搭乗機を紹介しつつ、それらにまつわる設定などを振り返ってみたい。


※本記事には各作品の内容を含みます。

■どう見ても本人だけど…!? アムロらしき人物が乗った「白いZガンダム」

 2001年、東京・渋谷のプラネタリウム用スクリーンにて公開された『ガンダム新体験-0087-グリーンダイバーズ』という映像の中で初登場したのが白いZガンダム「Zガンダム3号機」だ。のちにOVA『GUNDAM_EVOLVE…/9』にも「Zガンダム3号機A型」が登場している。

 この「3号機A型」は、ベースとなったZガンダムの機動性を活かしつつレスポンス向上を主眼にカスタム。もちろんウェイブライダー形態への変形も可能である。白が基調となった機体色から「ホワイトゼータ」とも呼ばれ、劇中では巨大可変モビルアーマー「ゲミヌス」と激闘を繰り広げた。

 同機とパイロットの所属はカラバであり、パイロットの名前は「ホワイト・ユニコーン」と呼ばれていた。しかし映像を見れば分かる通り、ホワイト・ユニコーンの姿や、彼にまつわる回想シーンはアムロ・レイそのものである。

 だが、ホワイト・ユニコーンがアムロだとすると、なぜ本名が伏せられていたのだろうか。その疑問は才谷ウメタロウ氏のコミック『機動戦士ガンダム ピューリッツァー -アムロ・レイは極光の彼方へ-』の中で深掘りされている。

 当時アムロの公私にわたるパートナーだったベルトーチカ・イルマは、カラバ時代のアムロが目覚ましい戦果を挙げ、英雄として扱われるようになっていった経緯を語った。

 対するティターンズは、アムロの影響力を排除しようと躍起になり、カラバ内でもアムロの動向は次第に重要機密として扱われるようになったという。

 そしてアムロが新型機の試験に参加する際は念入りな隠蔽工作が行なわれ、しまいには影武者まで用意されたらしい。これらの描写から、当時のカラバにアムロがいたのは間違いなく、これが本名を名乗らずホワイト・ユニコーンの偽名を用いてZガンダム3号機に乗っていた理由だと考えられる。

■アムロ専用パーソナルカラー?

 模型誌企画などで展開された『ガンダム・センチネル』に登場した「Zプラス」は、Zガンダムを地上戦用に特化し、再設計された可変モビルスーツだ。

 カラバでも少数が運用されて何度かリペイントが行われたが、その中にオレンジと白のカラーリングが特徴の「Zプラス(テスト機イメージカラー)」が存在する。そのテストパイロットを務めたのが、アムロ・レイとされている。

 ガンプラ「MG 1/100 Zプラス(テスト機イメージカラー)」の説明書には、Zプラスには複数のアムロ機が存在し、ティターンズをけん制する意味合いもあった説が語られていた。

 しかし、Zプラスを乗りこなせる操縦技術を持ったパイロットが見当たらず、アムロらしき「大尉」と呼ばれる青年が、自らテストパイロットに名乗り出る場面が記されている。

 さらに、その凄腕のテストパイロットは、Zプラスの肩にマーキングされた「Aタイプ」を示す「A」のロゴを、自らのイニシャルとして使用したい旨を申し出ている。この「A」のロゴは、νガンダムにも流用されていたため、大尉と呼ばれたテストパイロットはアムロである可能性が極めて高い。

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