【春アニメ】「何だこの作品…!?」「世界観が奇抜すぎ」と大反響! 今からでも追いつきたい「今期屈指の異色アニメ」4選の画像
TVアニメ『キルアオ』公式Xより ©藤巻忠俊/集英社・「キルアオ」製作委員会

 春アニメも後半戦を迎え、放送前から期待の大きかった新作や、安定した面白さを発揮する続編アニメなど、今期も多くの話題作が並んでいる。

 一方で、他の作品とはひと味違う独自性が目を引く作品もあり、チャレンジングな演出や設定、奇抜な世界観が大きな反響を呼んだ。

 今回は、現在放送中の春アニメの中から、特に尖りまくった「異色作」を、SNSの反響などとあわせて紹介していこう。

 

※本記事には各作品の内容を含みます。

■異世界転生モノの常識を覆す設定と映像表現『女神「異世界転生何になりたいですか」 俺「勇者の肋骨で」』

 最初に紹介するのは、『小説家になろう』で2017年から連載されている安泰さんの小説が原作の『女神「異世界転生何になりたいですか」 俺「勇者の肋骨で」』。隕石に潰されて命を落とした主人公の「俺」が、女神によって別の世界に転生するストーリーである。

 「死亡して転生」、「ポジティブな主人公と塩対応の女神」という構図など、一見王道展開にも見えるが、この主人公は「肋骨」「ヤドカリ」「秘伝の巻物のヒモ」など、通常では考えられない転生先を選び続ける。異世界転生作品の常識を覆す、奇抜な設定が面白い作品といえるだろう。

 第1話で「勇者の肋骨」に転生した主人公だったが、転生先の世界では肋骨が次々と勇者の姿になって争うというカオスな展開が繰り広げられる。なお、登場した1~11番目の左肋骨勇者、1~9番目と11番目の右肋骨勇者の計21役を、声優の三木眞一郎さんがすべて担当。SNSでは「画面いっぱいの三木眞一郎」、「三木さんになんちゅーもんをやらせてんの」と大きな反響を呼んだ。

 また、通常のアニメーション映像に加えて、人形劇や実写など多彩な映像表現が盛り込まれているのも特徴的な本作。今後は荒唐無稽に思えたストーリーの核心部分に焦点が当たることが予想される。「何食ったらこの発想出てくるの?」と驚かれるシュールな作品は、今期の台風の目といえるのかもしれない。

■少年誌では異例!? 見た目は子ども、中身はおっさんな主人公『キルアオ』

 次に取り上げるのは、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2023年から2025年まで掲載されていた藤巻忠俊さんの漫画が原作の『キルアオ』。39歳の伝説の殺し屋・大狼十三が、製薬会社が開発した生物兵器によって子どもの姿になり、中学校生活をやり直すアサシンバトル×青春学園コメディだ。

 見た目は子どもで、中身は渋いおっさんの殺し屋という異色作で、若返っているとはいえ、少年誌で39歳が主人公という設定は、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津勘吉が36歳(連載初期)や、『怪獣8号』の日比野カフカが32歳という点を踏まえても、かなり攻めた年齢設定といえるだろう。

 また、勉強の楽しさに目覚めたり、家庭科部に入ったりと、しっかり学校生活を満喫している大狼の姿には、SNSでも「おっさんウッキウキ」「根が真面目なのバレてるって」と、殺し屋の意外な一面を面白がる声が多く見られた。

 ギャグ満載のコメディパートやバトルシーンだけでなく、自分よりふた回りも年下の中学生から人として大切なことを教えられるシーンもあり、成長ストーリーとしても楽しめる。

 今後、学校生活を経験した大狼がどのような道を選択するのか……。その動向から目が離せない。

  1. 1
  2. 2
  3. 3