ラインハルトにオットー、ユリウスからも「モテモテ!?」『Re:ゼロから始める異世界生活』天性の人たらし、ナツキ・スバルが魅了した男たちの画像
著:長月達平、イラスト:大塚真一郎『Re:ゼロから始める異世界生活』第8巻(KADOKAWA)

 『Re:ゼロから始める異世界生活』といえば、エミリアやレムをはじめとした魅力的なヒロインたちが多数登場する。その一方で主人公のナツキ・スバルは、実は作中で女性キャラクター以上に、男性キャラから厚い信頼と強い感情を向けられている人物でもある。

 『リゼロ』ファンの間では、「またスバルが男を落としている」とネタにされることもしばしば。敵対していたはずの相手すら味方に変え、気づけば強い絆を築いてしまうスバルの“人たらし”っぷりは、本作の大きな魅力のひとつとなっている。

 今回は、そんなスバルに惹かれていった「スバル好き男子」といえそうなキャラクターたちを、アニメでの描写を込みで紹介していく。

 

※本記事には作品の内容を含みます。 

■最初から良い関係を築いてきたラインハルト

 まず外せないのは、ラインハルト・ヴァン・アストレアだろう。最強の「剣聖」ラインハルトは、『リゼロ』のキャラクターの中でも、特に早い段階からスバルに好意的だった人物である。

 2人のアニメでの出会いは、物語の冒頭である第2話。チンピラに絡まれていたスバルの前に現れたのが、王国最強の騎士であるラインハルトだった。圧倒的な実力を持ちながら誰に対しても誠実で、一般人のスバルにも真摯に接する姿が印象的だった。

 その後の「腸狩り」との対決でも、ラインハルトによってスバルたちは窮地を救われる。注目すべきは、ラインハルトが終始スバルを対等な存在として扱っていた点である。王国最強の「剣聖」でありながら、スバルの助言に耳を傾け、軽口にも付き合う。出会って間もない2人だが、既に親しい友人のようでもあった。

 さらに王国の次期国王を選ぶ「王選編」では、スバルは「死に戻り」のストレスと孤独によって追い詰められ、感情を抑えきれずに暴走してしまう。アニメの第13話では、王選の場に押しかけて他の騎士たちを挑発し、ユリウス・ユークリウスとの決闘に完敗。スバルはエミリアからの信頼を失ってしまう……。

 しかし、そんな状況でもラインハルトは最後までスバルを頭ごなしに否定しなかった。「死に戻り」という特殊な能力ゆえに、精神的に不安定な言動をとりがちなスバルだが、彼の周囲の人間たちは、いつしかその自己犠牲の精神と根本にある優しさに気が付いていく。ラインハルトは、そういったスバルの美点に、誰よりも早く気付いていたのかもしれない。

■スバルを誰より理解するオットー

 オットー・スーウェンとスバルとの間には、もはや親友と呼べるほど強固な絆が育まれる。

 初登場はアニメの第14話。行商人であるオットーは、当初単なる脇役に思われた。しかし物語が進むにつれて、スバルにとってもかけがえのない存在へと変わっていく。

 2人の関係が深まっていったのは、アニメ第2期の「聖域編」である。スバルは幾度もの「死に戻り」によって精神的に追い込まれ、すべてを1人で抱え込むようになっていた。そんなスバルを放っておけなかったのがオットーだ。

 アニメ第39話では、弱音すら吐けなくなったスバルを、オットーが殴って目を覚まさせる。「友だちの前で、かっこつけるのなんかやめちまえよ!」と叫ぶ彼の言葉は、スバルはもちろん視聴者の心をも揺さぶった。

 オットーが特別なのは、スバルの英雄的な部分だけでなく、彼の情けなさや弱さまで理解し、支え続けている点だ。実際スバルは周囲に頼ることが苦手で、何でも1人で解決しようとしては失敗してきた。しかしオットーは、そんな面倒な性格も引っくるめてスバルを見捨てなかったのである。

 オットーは、ラインハルトのように圧倒的な強さを持ったキャラクターではない。だからこそ、弱さを抱えながらも前に進もうとするスバルに、どこか共感しているのかもしれない。『リゼロ』ファンの間で、「オットーこそが実質ヒロイン」「一番スバルを理解している男」などと語られるのも納得の間柄である。

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