この春、ぴえろ魔法少女シリーズ最新作『魔法の姉妹ルルットリリィ』が4月から放送を開始することにともない、シリーズ1作目のOVA『魔法の天使クリィミーマミ 永遠のワンスモア』の劇場公開が始まり、シリーズ4作品の「Anniversary Blu-ray BOX」の発売が予定されるなど、“魔法少女”周辺が盛り上がりを見せています。
そこで今回、『魔法の天使クリィミーマミ』の主人公・森沢 優/クリィミーマミ役を務めた太田貴子さんのインタビュー。共演した大ベテラン声優・井上和彦さんのことから、熱狂的なファンとの触れ合いまで、明るく語ってもらいました。
【第2回/全3回】
ーー『魔法の天使クリィミーマミ』は心の機微も繊細な作品かと思います。終盤、優とマミが同一人物であることを俊夫が気づきますが、優は俊夫が好きで、俊夫はマミが好きで、複雑ですよね。
太田貴子 自分でも複雑な気持ちでやっていました。俊夫くんと優ちゃんは近い距離でプライベートをともにしていて、俊夫くんはマミちゃんが大好きで、変身現場を見てしまって「マミは優なのか!?」みたいな。その辺の俊夫くんの気持ちはわからなくもなくて。「かわいいな、キュンキュン!」って、うふふふふ。それと同時に、共感しすぎて悲しくなっちゃうこともありました。
『魔法の天使クリィミーマミ』は1年続いたアニメで、回を重ねるにつれて上達していくんですけど、1話を自分で観たときは穴があったら入りたかった! それくらいの棒読みーーー! あはははは!
ーーどんなところが「もうやだあ!」となりましたか?
太田 たとえば、なにかを見て「うわあ」と感動しているところを、「うわーー(棒読みで)」と言っていて! あはははは! 1話ごとに徐々に上達していった感じです。
ーー優とマミ、俊夫以外でお気に入りのキャラクターはいますか?
太田 立花(慎悟)社長かな。あのキザな感じがいいんですよ。
ーーマミが所属する芸能事務所パルテノンプロの2代目社長ですね。
太田 立花社長の声は井上和彦さんが担当していますが、井上さんって元々『キャンディ・キャンディ』(テレビ朝日系、1976年〜1979年)のアンソニー役をやっていて、大ファンだったんですよ。だから最初にお会いしたときに和彦さんに、「アンソニーの声をやってください!」ってお願いしたんです。そしたら、「忘れた!」とか言って! あはははは! 忘れないでしょー!
ーー無邪気に頼んだんですね(笑)。
太田 和彦さん、優しいんですよね。
ーー太田さんのコミュニケーション能力の高さを実感します。
太田 あ、それ、(俊夫役の)水島裕さんにも言われます。「コミュニケーション能力高い」って。持って生まれたものなんです(笑)。
ーーベテランだらけの現場でガチガチになりそうなのに、みなさんの懐に飛び込んでいかれたんですね。
太田 今思うと、ベテランといえどみなさんまだ20代だったんですよ。すごく気さくでしたね。


