「筋トレ×造形愛」で『ONE PIECE』ニカルフィ&ニカボニー“バキバキ腹筋”再現の画像
うさこさん、レイさん(撮影・だい坊)

 夏と年末の恒例になっている同人即売会「コミックマーケット」。2025年12月30日と31日にかけて行われた「コミックマーケット107(以下、C107)」も多くの参加者が来場し、会場内の各コスプレエリアでは漫画やアニメ、ゲームのキャラクターになりきるレイヤーたちが集結。テレビやSNSを通じて一般層にも定着したポップカルチャーとしてのコスプレ文化が、冬の有明らしい熱気とともに広がっていた。

 そんなC107に、『ONE PIECE』のニカ(ギア5)姿のルフィと、同じくニカボニー姿のジュエリー・ボニーのコスプレで参加していたのが、レイさんとうさこさんの2人組だ。原作リスペクトとフィジカルの両面からキャラクターに迫るスタイルで参加者を魅了していた2人に、衣装のこだわりやコスプレを始めてからの変化、C107に参加した感想などを聞いてみた。

 

――普段はどんなお仕事、活動をされていますか?

レイさん 職業は会社役員とトレーナーです。コスプレ活動の8割をルフィが占めています。

うさこさん 本業はフィギュアを塗るお仕事をしています。メインはクレーンゲームの景品です。量産前のデコレーションマスターと呼ばれるものを製作しています。コスプレ歴は10年ちょっとで、最初は好きなキャラクターになりたいと思って始めた趣味ですが、ここ数年はお仕事としても依頼してもらったり、企業様の公式衣装製作も担当しています。

――ニカver.のルフィとボニーのコスプレをした理由を教えてください。

レイさん 冬コミはルフィをテーマにコスプレをしようと考えていたんですが、そう思っていたときにXで、うさこさんの「間に合うならニカボニー やりたさある」というポストを見て、それに反応しました。うさこさんがニカボニーをやるなら、世界初ニカ併せをしたいと思いニカver.のルフィで挑戦したという流れです!

うさこさん もともとジュエリーボニーちゃんが好きで、8年前に初期登場の衣装のコスプレをしたことがあります。長いときを経てボニーの過去を知り、そして新たな姿に感銘を受けたことから今回新しい衣装を製作しました。

――『ONE PIECE』の好きなところは?

レイさん 『ONE PIECE』の好きなところは物語の熱い展開や、キャラクターの個性が細かく設定されているところです。

うさこさん ルフィと麦わらの一味の絆が大好きです。それぞれ違う夢や過去を持っているけれど、互いを深く信頼し、助け合いながら困難を乗り越えていく姿にいつも感動しています。

――自作された衣装や小道具のこだわりをお聞かせください。

うさこさん 雲を自作しています。針金と薄型緩衝材で形を作り、その上に綿をひたすら貼る。仕上げにエアブラシでシャドーを入れ、雲の立体感が出るように工夫しています。ニカボニーもルフィもメインカラーが白なので、のっぺりしないようにウィッグにもシャドーを入れています。2日間で自分用とレイさん用の2つ作りました。併せをするなら絶対にお揃いがいいと思ったので!

――うさこさんが製作された雲の完成度はいかがでしたか?

レイさん 原作のような形を忠実に再現してくれたと思いました。わずか2日間という短期間の中で衣装とウィッグ、羽衣まで作ったうさこさんには脱帽です。

――コスプレを始める前と今で、自分の体や見た目に対する考え方は変わりましたか?

レイさん 体つきだけではなく、精神面までガラッと変わりましたね。もともと食べることやお酒が好きなので、だらしない体だったときもありましたし、太ってはジムに通い、少し痩せたら通わなくなるを繰り返していたので、ずっと普通の体型でした。コスプレを始めたおかげで、今はデフォルトで筋骨隆々です。

うさこさん かなり変わったと思います。コスプレ活動はイベント参加がメインなのですが、スタジオ撮影と違って多くの人の中でコスプレをするので、同じ作品のファンの方やコスプレ好きな方にも失礼のないよう、自分の理想に近づくように心がけています。

――ご自身の体型について、昔は悩みやコンプレックスを感じた時期はありましたか? 差し支えない範囲で、その向き合い方も教えてください。

レイさん 昔はスキニーファット(見た目は痩せているが体脂肪率が高い状態のこと)だったので、それがずっとコンプレックスでした。でも、コスプレを通じて真剣に鍛えるようになってから、やればやるほど結果がついていき楽しくなっていきました。それが自信にもなり、仕事やプライベートでも内面や行動にかなり活かされています。

うさこさん コンプレックスの塊でした。当時はありのままの自分に自信がなく、コスプレをすることで「違う自分」になれたうれしさがあったことを覚えています。コスプレの回数が増えていくにつれてキャラクターに向き合うようになり、少しでも近づけるように肌や体型の管理をし、見た目を変える努力をかなりしてきました。今はありのままの自分も少し好きになれた気がしています。コスプレという趣味が自分を変えるきっかけをくれました。心から感謝しています。

――コスプレをするために取り組んでいる体づくりについてお聞かせください。

レイさん ルフィは露出が多いキャラなのでぷよぷよの体、ただ細いだけの華奢な体、割れてない腹筋でコスプレをしたくなかったのでイチから体づくりをしました。体型を維持するために普段からジムで鍛えています。2時間の筋トレあとに10km超えのジョギングを毎日続けていて、2025年のトータル走行距離が約4000kmです。

うさこさん 基本グルテンフリーの生活をしています。和食がメインです。小麦を取るときはお友だちとご飯するときだけですね。食から体が決まるので、日頃から気をつけています。

――2025年はどんな1年でしたか。それを踏まえて、2026年の目標は?

レイさん 2025年は「『ONE PIECE』ボディメイクコンテスト」で優勝するためだけの年でした。ルフィレイヤーである僕だけのための大会だと思っていたくらいです。その後は、年末のSASUKE出場に向けたトレーニングをしていましたが、出場応募の期限が過ぎていて参加できなかったです……。なので、2026年はSASUKEに挑戦して、初出場で完全制覇を目指します。

うさこさん 2025年は挑戦の年でした。夏コミ、冬コミと企業様の公式衣装の製作、コスプレでのお仕事、初めてのコスプレパフォーマンス、大きな会場でのDJなど多くの方にたくさんのご依頼とチャンスをいただきました。2026年は昨年以上に挑戦することが増えるんじゃないかと感じています。周りの皆様や応援してくださる方への感謝を忘れず、この1年もコスプレ活動を頑張りたいと思います。

■レイさん公式X
https://x.com/shiningray_98
■うさこさん公式X
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■「コミックマーケット107」公式サイト
https://www.comiket.co.jp

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