魔法少女アニメ「ヒロインの過酷な運命」 絵柄からは想像できない、彼女たちを襲った超ダーク展開とはの画像
「魔法少女まどか☆マギカ」 Ultimate Best(アニプレックス) (C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS

 2011年に放送され、かわいいキャラクターからは想像もつかない、過酷なストーリーのギャップで大きな話題となった『魔法少女まどか☆マギカ』。2025年10月から『魔法少女まどか☆マギカ  始まりの物語/永遠の物語 TV Edition』が放送され、再注目されたのも記憶に新しい。

 だが、かわいい絵柄とは対照的にダークなストーリー展開で多くの視聴者をドン引きさせた魔法少女作品はほかにもいろいろある。

 かわいらしい魔法少女ヒロインたちがだまされ、理不尽な運命に立ち向かっていく作品を紹介しよう。

※本記事には各作品の核心的な内容を含みます。

■話題を呼んだ過酷展開…『魔法少女まどか☆マギカ』

 まずは「過酷な魔法少女もの」の代名詞となった『魔法少女まどか☆マギカ』から触れていこう。どのような願いもひとつ叶えてもらう代償に、魔法少女となって人類に害悪を及ぼす魔女と戦うという物語だ。『ひだまりスケッチ』の作者、蒼樹うめ氏がキャラクター原案を手がけたことでも話題となった。

 蒼樹氏の魅力である、ほのぼのした雰囲気の愛らしいキャラクターとは裏腹に、ストーリーは予想外のシリアスな方向に展開する。とくに第3話「もう何も恐くない」では、主人公の鹿目まどかの先輩である魔法少女・巴マミが魔女の手によって死亡。

 そのうえ、これまで戦ってきた魔女は、魔法少女が魔力を使いすぎたり、心が曇って闇落ちしたりした"なれの果て"だという衝撃の事実も判明する。少女たちを魔法少女にしたキュゥべえにだまされていたことを知って絶望するなか、最悪の魔女「ワルプルギスの夜」がやって来る。

 まどかは家族や街を守るために魔法少女になる決意をするが、彼女が契約で叶えた願いとは宇宙の過去・未来から魔女という存在をなかったことにするものだった。これによってまどかは大切な人たちを救うことに成功するが、代償として世界から彼女の痕跡や記憶が消えてしまうという、何とも切ない最期を迎えることになった。

■魔法少女たちによるデスゲーム『魔法少女育成計画』

 2016年にアニメが放送された『魔法少女育成計画』は遠藤浅蜊氏によるライトノベルが原作。忍者やシスター、西部ガンマンなどの衣装をまとった多彩な魔法少女が活躍する作品である。

 人気ソーシャルゲーム「魔法少女育成計画」のプレイヤーの中から選ばれた者は、リアルの世界でも魔法少女に変身できるようになり、身体能力が向上する。

 子どもの頃から魔法少女に憧れていた姫河小雪(ひめかわ こゆき)は、「困っている人の心の声が聞こえる」能力を持つ魔法少女「スノーホワイト」となって人助けに励んでいた。魔法少女同士はチャットルームで会話ができ、新人には教育係がつくなど最初は和気あいあいとした雰囲気だった。

 しかしゲームマスコットのファヴから、16人いる魔法少女を半分にすると告げられて事態が急変。人を助けることで獲得できるマジカルキャンディーがもっとも少ない者が、毎週1人ずつ脱落していくというルールが判明する。

 ところが最初の脱落者が出た段階で、魔法少女でいられなくなった脱落者は、命を奪われるデスゲームであることが発覚。さらにゲームの運営は、魔法少女同士でマジカルキャンディーを移行できるルールや、武器やアイテム追加といったバージョンアップを宣告した。

 これによって魔法少女同士はマジカルキャンディーを巡って奪い合うことになり、殺し合いは苛烈になっていく。小雪を守ろうとして戦った幼なじみ、まだ幼い女の子や妊婦に至るまで、それぞれの思いや事情を抱えた魔法少女たちが次々と死んでいく様は涙なしには観られない……。

  1. 1
  2. 2
  3. 3