1975年4月、『秘密戦隊ゴレンジャー』を皮切りに始まった特撮ヒーロー番組「スーパー戦隊シリーズ」(テレビ朝日系)が、現在放送中の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』をもって終了すると伝えられた。半世紀にわたり親しまれてきた長寿シリーズのまさかの幕引き報道に、ファンの間では衝撃と動揺が拡大。SNS上では「ちょっとまだ信じられない」「実感わかないよ……」と、戸惑いの声が相次いでいる。
突然のシリーズ終了報道に、ネット上で阿鼻叫喚の声が上がった30日。ドラマ版『美少女戦士セーラームーン』(2003年)がデビュー作だった北川景子さんは、Xに「絶望」と一言投稿。ファンからは「ある意味(北川さんも)戦隊ヒロインでしたからね…」と、共感と同情の声が寄せられる。
また、Mrs. GREEN APPLEのボーカル・大森元貴さんも「うわああああああああ」と心情を吐露。大森さんは『忍者戦隊カクレンジャー 第三部・中年奮闘編』に出演した経歴があり、シリーズへの思い入れが深かったとみられる。
さらに、幼少期から戦隊シリーズ好きを公言し、自身もオーディションに参加したことがあるという中川翔子さんは、「スーパー戦隊、、本当だったんだ、悲しい」とXに投稿。そのショックの大きさをうかがわせた。
そのほか、過去に「戦隊シリーズ」に出演した俳優たちも反応。1988年放送の『超獣戦隊ライブマン』にてレッドファルコン役を演じた俳優の嶋大輔さんは、「スーパー戦隊シリーズが終わる!! 50周年だった戦隊シリーズ1つの時代に幕を下ろす事に長きに渡って数々の戦隊を応援してくれたファンの皆さん有り難うございました自分も少しでも関われた事を誇りに思いますまたいつか戦隊が復活する事を願って!超獣戦隊ライブマン、レッドファルコン天宮勇介」と気持ちをつづった。
なお、放送元のテレビ朝日および制作の東映からは、31日午後3時時点で正式な発表は出ていない。「公式からは何も言ってないんで慌てる時間じゃーあない」「公式以外の情報に一喜一憂はするものじゃないよ」と、冷静な反応を見せるファンもいる一方で、「子どもたちのために続いてほしかった」「せめて100年は続いてくれ……」など、終了を惜しむ声も多い。公式による正式な発表が待たれる。


