『らんま1/2』東風先生や『ドラゴンボール』ランチ…「そういえばどこいった?」少年漫画の“途中から出番が激減したキャラ”の画像
『DRAGON BALL』 #5 [DVD] ©バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

 漫画に登場するキャラの中には、最初は主要人物のように見えたのに、気付けば出番がどんどん少なくなってしまう者もいる。ストーリーが進むにつれ、そのキャラの必要性が変わってしまったり、他のキャラに出番をとられたりすることが理由のひとつだろう。

 長期連載をしていれば、そういったキャラが何人か出てしまうのも仕方がない話だ。しかし、振り返ってみると、彼らが意外と大事な役割を果たしていたと気付かされることもある。

 今回はそんな「途中から出番が激減してしまったキャラ」について紹介していこう。

 

※本記事には各作品の内容を含みます

■気付けば消えていた…『らんま1/2』東風先生

 高橋留美子さんによる『らんま1/2』(小学館)は、昨年アニメがリメイクされるなど、いまだ根強い人気を誇る名作中の名作だ。

 本作には個性豊かなキャラが数多く登場するが、そんな中で「そういえばいたな」と思ってしまうのが、ヒロイン・天道あかねの家の近所で小乃整骨院を営む小乃東風である。

 彼はあかねの初恋の相手でもあり、序盤はらんまの気持ちを焦らす存在としてたびたび登場していた。しかし、あかねの気持ちが離れていくにつれ、登場回数はどんどん減っていく。

 気付けば中盤以降は全く出番がなく、なんと最終巻の集合絵にも姿が見られなかった。物腰が柔らかいイケメンキャラだったので、もう少し活躍しそうに見えたが、残念ながらそんなことはなかった。どうしても、他のキャラと比べるとパンチが足りなかったのだろうか……。

■インパクトは十分!『ドラゴンボール』ランチ 

 続いては鳥山明さんによる『ドラゴンボール』(集英社)のランチ。ランチといえば、くしゃみをすると性格がガラッと変わる、インパクトの強いキャラである。

 登場したばかりの時はあまりにも斬新で、これまでにない女性キャラだと思った。おっとりとした性格から、強気で暴れん坊な性格になり、顔つきから髪色まで変わってしまうからだ。

 そんな彼女は、レッドリボン軍編までは戦闘で活躍する場面もあった。それが、悟空が成長した中盤からは登場しなくなる。天津飯を追いかけてカメハウスを離れたということもあり、サイヤ人編以降は姿を見せていない。

 彼女が登場しなくなった大きな理由は、他のキャラがあまりにも強くなりすぎて戦力にならなくなってしまったからだろう。また、他の女性キャラは主要キャラと結婚したりしているが、ランチはそうではない。

 もし、天津飯と結婚するようなことがあればしっかり登場していたはずなので、そんな姿を見てみたかったとも思う。

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