
現在、『クレヨンしんちゃん』とコカ・コーラ社の「やかんの麦茶 from 爽健美茶」のコラボが実現し、「もうひとつのクレヨンしんちゃん」と題して20年後の野原一家の様子が実写CMで描かれている。
このCMでは、高橋文哉さんが野原しんのすけ(25歳)、原田泰造さんがひろし(55歳)、麻生久美子さんがみさえ(49歳)を、畑芽育さんがひまわり(20歳)をそれぞれ担当。社会に出て奮闘するしんのすけを中心に、相も変わらずほのぼのとした野原一家が描かれており、マサオくんやふたば幼稚園の組長先生も登場している。
そこで今回はマンガやアニメのほうで描かれた、「しんのすけたちの未来」のシーンをピックアップ。彼らの意外な将来の姿に驚くこと間違いなし!?
※本記事には作品の内容を含みます。
■小学生になってもマイペース…!?
最初にマンガ版『クレヨンしんちゃん』でときおり掲載された、番外編の「えんぴつしんちゃん」のエピソードから紹介しよう。
コミックス『クレヨンしんちゃん』第29巻で初めて登場した「えんぴつしんちゃん」は、小学1年生になったしんのすけが主人公。相変わらず寝坊気味のしんのすけは初の登校日からマイペースで、集団登校の班長を務める鳩ヶ谷という6年生の女子をイライラさせたうえ、10年連続遅刻者ゼロという班の記録を途切れさせてしまう。
このシリーズではマサオくんとボーちゃんもクラスメイトとして登場。ネネちゃんはクラスが違うものの同じ小学校に通っていて、風間くんは私立の小学校に進んでいる。
■未来のしんのすけが最新鋭のコンピュータを破壊!?
続いて紹介するのは、『クレヨンしんちゃん』第19巻に掲載された「ターミネーターVSしんのすけ」というエピソード。このエピソードでは、2010年の未来から1996年の春日部に成長した風間くんがやってくる。
19歳になった風間くんは、なんと東大に進学! ただし、2010年の世界では人間はコンピュータによって支配され、逆らう者はコンピュータの造ったサイボーグに殺されてしまったという。
そんな中、青年になったしんのすけがコンピュータにクイズを出題。コンピュータはしんのすけの求める答えが出せず、考えすぎて最終的に暴走。そこでコンピュータは壊れる寸前にタイムマシンでサイボーグを1996年に送り、幼いしんのすけの抹殺を目論むというSFチックな内容だ。
このとき、未来からきた風間くんは野原家の将来をちょっとだけ披露する。しんのすけだけでなく、ひろしやみさえも自分たちの明るい未来を期待していたが、風間くんは野原一家から目を逸らす。
彼の「どうしても聞きたいですか……?」という反応から、その先は推して知るべしだろう。