■ちょっぴりシュールな言葉もクセになる?

 由来がなんとなく分かるものが多いハムごだが、中にはよく考えてもいまいちピンとこない、シュールなものもある。

 「うれぴっプル(意味:うれしい)」や「しんパイン(意味:しんぱいする)」は、語源自体は分かりやすい一方、語尾ははっきりとした意味があるというより語感重視な気がする。特に「しんパイン」は、突然悲しそうな顔でパインに変身するアクション付きなので、「なんで突然パイナップル……?」と出てくるたび戸惑ってしまった。

 他にも「ぢぢぢぃ~(意味:きらい)」や「ふに~(意味:やさしい)」、「めちゅ~っ(意味:おこる)」といった言葉は、擬音語をもとにしているように見えるものの、何を語源としているのかはっきりとはしない。しかしそれでも、どんなニュアンスの言葉なのかなんとなく伝わってくるのがスゴい。

 ちなみに筆者が一番よく分からないと思っているのは、「ちょびりんき(意味:イケてる~)」。かつて流行した「チョベリグ」に響きが似ている気もするのだが、はたして……?

 

 あれこれ紹介してきたが、いずれも一度聞いたらなかなか忘れられない、クセになる響きを持っているのがハムごの魅力だ。あらためて「がくちゅ」して、「パーへくち」に覚えるのを「めざちゅルン」にしてみたくなってきた。

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