■何気ないひと言で大物ぶりを発揮!
映画シリーズでは、ボーちゃんがいかに傑物であるかが分かる場面が存在した。まず第6作目『電撃! ブタのヒヅメ大作戦』では、カスカベ防衛隊がひとけのない荒野に投げ出されてしまう。
みんなが見知らぬ場所に不安がるなか、ボーちゃんは「どこでもいい、ここは地球の上。怖がらなくて大丈夫」と達観した言葉で激励。ふだんは、おおらかなボーちゃんだが、実はカスカベ防衛隊の中で一番しっかりしていることが浮き彫りになったシーンといえるだろう。
また、第9作目『嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲』では、古き良き20世紀を取り戻そうとする秘密結社「イエスタディ・ワンスモア」と、カスカベ防衛隊がカーチェイスを展開。このとき先頭に立って仲間を鼓舞したのもボーちゃんだった。
園長先生の運転を見て学んだというボーちゃんは、幼稚園バスを運転できるか聞かれて、「ぼく、できる、かも」と返答。体が小さいため、アクセルやブレーキの操作はしんのすけたちに任せたが、ボーちゃん自身がハンドルを握り、しんのすけたちに的確な指示を出しながらバスを運転。見事イエスタディ・ワンスモアの追跡を振り切ってみせた。
■将来は巨大ロボットを開発する発明家に!?
第18作目『超時空! 嵐を呼ぶオラの花嫁』は、パラレルワールドの未来が舞台となっており、そこでボーちゃんは発明家になっている。マサオくんやネネちゃんが落ちぶれた生活を送るなか、立派に自立した大人になっていた。
また、この作品の終盤にはボーちゃんが開発した巨大ロボット「ボーちゃん28号」が登場。空を飛べるうえにハナ水がワイヤーになっており、敵方の巨大ロボ「家電ロボX」と激闘を演じている。
2025年8月8日公開の映画『超華麗! 灼熱のカスカベダンサーズ』では邪悪な力に導かれ、ボーちゃんが暴君(ボーくん)に変貌することに!? 無限の可能性を感じさせてくれるハナタレ小僧、ボーちゃんの新たな伝説が築かれそうな最新映画は見逃せない。