本田翼「恥じらわずに大胆なことをしています(笑)」吹っ切って挑んだ“オトナの自撮り”シーン ドラマ『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』の画像
本田翼  写真/冨田望
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 榊こつぶさんの人気漫画『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』が、7月1日よりカンテレ・フジテレビ系にて実写ドラマ化! 本作は、男女4人の「四角関係」をテーマとした新感覚の「シェアラブコメディー」。主演の本田翼さんをはじめ、志田未来さん、岩瀬洋志さん、増子敦貴さんが、不思議な魅力を持った“北くん”をめぐる恋愛模様を描いていきます。

 そこで今回は、主演の本田翼さんに、自身が演じる役柄や「恥ずかしかった」と話すシーン、さらには最近のゲーム事情などについて聞きました。

 

――原作は『JOUR』で連載中の人気マンガですが、オファーを受けたときにどう思われましたか?

本田翼さん(以下、本田):まず、榊こつぶ先生の原作を読ませていただいたのですが、1人を3人で33%ずつシェアするという恋愛は、すごく斬新でした。その中に、人の成長や、人として普遍的な大切なことが盛り込まれていて、心がホッとする作品だと感じました。言い争うシーンもたくさんありますけど、4人で楽しみながらできたらいいなと、想像しながら読みました。

――本田さんが演じるのは、北くんをシェアする1人である「看護師の浅田南」です。原作では、明るく自由奔放であけすけで、ムードメーカーのような存在ですよね。

本田:かなり元気でガサツで、北くんが大好きな子です。看護師なので根本に人を助けたい・守りたいという気持ちがあって、根に優しさを持ちつつも、本気で北くんを獲りにいく狩人のような女の子ですね。

――南に共感できる部分はありますか?

本田:共感ですか……彼女はちょっと破天荒すぎますよね(笑)。でも、好きなものに一直線なところは共感できるかもしれません。私は好きなゲームやマンガに対して、一度気になったらとことん掘りたくなるタイプなので、そういった部分は似ていると思いました。

――南は北くんの気を引くためのお色気シーンも多いですよね。

本田:そうなんです。北くんを落とすために、恥じらわずにけっこう大胆なことをしています。だから私も、照れずに本気で落としに行こうと、北くんの心をつかむことだけに集中しようと思って、「自撮りシーン」がんばりました!(笑)

――原作にある、職場の更衣室でセクシーポーズを自撮りしたものを北くんに送るシーン、ドラマにもあるんですね!

本田:原作では写真ですが、ドラマでは動画になっているんです。でも、ちゃんとやりきりました。このシーン、「本当に30~40人のスタッフに見られながら撮った動画なのか?」というくらい恥を捨ててやらせていただきました(笑)。

――吹っ切れた本田さんの姿が楽しみです! そんな南を演じる上で、もっとも意識したのはどんな部分ですか?

本田:とにかく明るく元気なので、声がめちゃくちゃ大きいんですよね。北くんを奪われたくないという気持ちも強いから、すごくパワーを使いました。その分、仕事を離れたとき、日常生活の声がだんだん小さくなっていきましたね、省エネで(笑)。

 ただ、声も動きも大きいけれど、強くなりすぎないように意識しています。怖かったりキツい印象になったりしないように、と。キツい印象になってしまうと、彼女本来のよさとはちょっと違うなと思うので。そのあたりのバランスをすごく気をつけています。

――外見について、原作のイメージに対して努力されたことはありましたか?

本田:見た目については、原作者の榊先生にも相談しています。でも今回は、外見以上に南の個性に重きを置いていますね。彼女の遠慮のなさや大きな声でしゃべるところなど、マンガを自分なりに膨らませて自分なりに表現しています。

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