「ぬ~ぼ~」「ピンキー」「生茶パンダ」…子どもも女子高生もトリコに!一世を風靡した「平成お菓子」の懐かしキャラたちの画像
湖池屋のX(@koikeya_cp)での投稿より「ピンキー」

 1978年にギンビスから発売されて以来、愛され続けるビスケット菓子『たべっ子どうぶつ』が映画になる。一番くじが発売されたり、コンセプトカフェやデジタルアトラクションなどが楽しめるイベント『たべっ子どうぶつLAND』が複数回に渡って開催されるなど、近年『たべっ子どうぶつ』のキャラクター人気が高まっている。

 2025年5月1日に公開される映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』はフル3DCGアニメ。スイーツランドで大人気の歌って踊るスーパーアイドル「たべっ子どうぶつ」たちの前に世界征服を狙うわたあめ軍団が現れ、映画オリジナルキャラのぺがさすちゃんをさらうというストーリーとなっている。お菓子のパッケージからは想像もできないような壮大な世界が描かれそうだ。

 さて「たべっ子どうぶつ」以外にも、お菓子のパッケージのキャラが世間で人気になることは少なくない。むしろ、キャラ人気がきっかけでお菓子そのものの人気や知名度も高まるというのが定番だ。

 今回は、一世を風靡するほど人気になりグッズも発売された、懐かしいお菓子のパッケージのキャラクターを振り返りたい。

■アニメにもなった「ぬ〜ぼ〜」に女性に人気だった「ピンキー」 

 まずは1988年に森永製菓から誕生した、空気を多く含ませた軽い食感のチョコをもなかの皮で包んだ菓子『ぬ~ぼ~』。パッケージには商品名と同じ名前のキャラクター「ぬ~ぼ~」が大きく描かれた。

 「ぬ~ぼ~」は黄色い柔らかなシルエットの体に、優しいタッチで描かれた気の抜けた顔の癒しキャラ。グッズが多数発売され、テレビCMのほかにも絵本やゲーム、そして1995年からはテレビ東京系『あにめあさいち』でアニメも放送された。

 商品自体は残念ながら1996年に終売したが、2008年の誕生20周年を機に、「ぬ~ぼ~」がキャラクター単体として商業活動を開始。森永製菓の公式YouTubeチャンネルでは、「ぬ~ぼ~」のショートアニメを楽しむことができる。日々疲れているときには、このアニメでのんびりした気持ちになれそうだ。

 続いては、1997年に湖池屋から発売されたミント味のタブレット『ピンキー』。携帯に便利な小さい容器に入っており、食べやすさやかわいいパッケージがウケて女子高生や若い女性を中心に人気を集めた。稀に「少し濃い色のハート型の粒」が入っているというワクワク感も人気の理由の一つだったように思う。

 さて、「ピンキー」人気を盛り上げたのが、「ピンキーちょうだい、ピンキーちょうだい」という耳に残るフレーズのCMと、マスコットキャラのピンクの猿「ピンキーモンキー」の存在だろう。

 商品にぴったりの大きな瞳としっぽの長いかわいらしい姿が人気で、当時はストラップなどを持っている人が多かった。

 現在『ピンキー』は終売しているが、2020年より機能性表示食品として、乳酸菌LS1を配合した『ピンキーフレッシュ』が販売されている。パッケージには「ピンキーモンキー」の白いバージョンのような「フレッシュモンキー」が描かれているため、店頭で見かけると懐かしい気持ちになれるかもしれない。

 また、当時の懐かしの『ピンキー』のパッケージは、2024年にバンダイのガシャポンにチャームとして登場もしていた。当時のままのパッケージに加え、実際にシャカシャカ振ることできるということで、ついエモさを感じてしまうアイテムだ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3