
2024年10月20日から、充電期間として物語の進行が中断されているアニメ『ONE PIECE』。4月6日より「エッグヘッド編」の放送が再開されることが決定しており、物語の展開的に期待度も高く、多くの注目を集めている。
「エッグヘッド編」で登場するDr.ベガパンクは数々の功績を持つ反面、人間兵器・パシフィスタの産みの親でもあることから、悪行の限りを尽くすマッドサイエンティストという印象を抱いていた読者も多かったのではないだろうか?
彼の本性に関して本記事でのネタバレは避けたいと思うが、ベガパンクも所属している海軍には、市民の味方でありながら海賊よりもひどい悪行を働くキャラクターも存在する。
そこで『ONEPIECE』ファンなら知っているであろう、海軍所属のクズキャラクターたちと、その悪行についてあらためて振り返っていきたい。
※本記事には作品の内容を含みます
■“最弱の海”で権力と斧を振りかざすクズ「斧手のモーガン」
まずはじめに「東の海」のシェルズタウンを支配していた「斧手のモーガン」による悪行の数々を見ていこう。
右手に装着した巨大な斧が威圧感を放つモーガンは、その実力をもって大佐という地位までのぼり詰め、シェルズタウンを支配していた。「おれは 偉い」「偉い人間がやる事は全て正しい!!!」など、自身の権力を振りかざして非人道的な圧政を敷いていたのである。
まず、モーガンは“貢ぎ”と称して町民から金銭を徴収していたが、その額が少ないことに対して敬服度が足りないと不満をあらわにし、海兵をにらみつける。
続けて、はりつけにされているゾロにおにぎりを届けた少女・リカをネズミと呼び、海兵にリカを殺してくるよう命令。そして、命令を拒否した海兵を容赦なく斬りつけ、周囲の海兵にあらためて忠誠を誓わせるのである。
その後、権力の象徴として作らせた自身の巨大な像に傷がつくと、即座に傷をつけた海兵を斬りつけようとするなど、なにかにつけて「殺害」の選択肢を取るモーガンは、もはや人間としての倫理観など皆無なのである。
しまいには、ルフィとゾロの実力に圧倒され弱音を吐いた海兵たちに対し「頭撃って自害しろ」と命令する始末。ルフィたちがモーガンを打倒していなければ、シェルズタウンが凄惨な未来を辿っていたであろうことは想像に難くない。
■狡猾に汚職の限りを尽くしたクズ「ネズミ」
続いて、『ONE PIECE』ファンなら誰しもがクズキャラの一人として挙げるであろう、海軍第16支部所属の「ネズミ」を紹介しよう。
のちに“麦わらの一味”の航海士となるナミは、幼少期にアーロン率いる魚人海賊団の襲撃を受け、故郷のココヤシ村を制圧されてしまう。アーロンに収める奉貢が不足していたことで、母親代わりであったベルメールを亡くし、以降はアーロン一味に属して海図を描くことで村人の安全を保障させ、1億ベリーでココヤシ村を買い取るために奔走していた。
各地で命がけの泥棒を繰り返すことおよそ8年。途方もない時間を費やして、まもなく約束の1億ベリーが貯まるというところに、海兵を引き連れたネズミが現れるのだ。
村がアーロンに支配されていることには目を向けず、ナミが泥棒として集めた“盗品”を政府が回収するという名目で捜索を開始。その“盗品”の総額がおよそ1億ベリーであると知っていたことから、アーロンとの癒着が明らかになるのである。
毎月アーロンから賄賂を受け取り、魚人海賊団の蛮行を黙認していたネズミ。下衆を極めたその行動に激昂したノジコに対して海兵に発砲させた挙げ句、「バカみてぇによく集めたもんだぜ!!」と、札束を数えながら薄ら笑いを浮かべるのだ。
『ONE PIECE』序盤の物語でもトップクラスに胸糞の悪いこのシーンによって、ネズミというクズキャラが多くの読者の心に刻み込まれたことだろう。
とはいえ、この出来事をきっかけに“麦わらの一味”VS魚人海賊団が本格化する。戦いのあとには、ナミに完膚なきまで叩きのめされ多くの読者をスカッとさせたほか、ルフィに懸賞金をかけるよう要請したのもネズミであったことを考えると、物語への貢献度は案外高かったのかもしれない。