声優・木島隆一に聞いた映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』新曲への思い「いつか麻天狼を愛しているみなさんと」叶えたい2つの夢の画像
麻天狼 ©ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Movie

 音楽原作キャラクターラッププロジェクト“ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-“がついに映画化する。

 この作品は劇場映画としては日本“初”となる観客参加型の「インタラクティブ映画」。映画館内の観客の投票によって、ラップバトルの勝敗が決まる。48通りにストーリーが展開していき、7通りの結末を迎える、観客参加型の上映形式となっているのだ。「イケブクロ・ディビジョン」「ヨコハマ・ディビジョン」「シブヤ・ディビジョン」「シンジュク・ディビジョン」「オオサカ・ディビジョン」「ナゴヤ・ディビジョン」の6チームが熱いラップバトルを繰り広げ、頂点の座を目指す。

 「シンジュク・ディビジョン」“麻天狼”(まてんろう)のメンバー・伊弉冉 一二三(いざなみ ひふみ)を演じる木島隆一にインタビューを実施。本作のために新たにレコーディングされた新曲『BLESS YOU』についても語っていただいた。【第3回/全4回】

――今回の映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』では新曲のレコーディングもされたそうですね。あらためて新曲を迎えたお気持ちをお聞かせください。

木島:「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- ディビジョン・ファンミーティング 麻天狼(@山形やまぎん県民ホール)」をやったときに『始まりのラストソング』という曲をみなさんにお届けしました。

 楽屋の壁にセットリストが貼られていて、それを速水さんが見ていたときに、「この曲をお届けできるのも最後なのかもしれないね」ってボソッと僕のそばで言ったんです。いままでそういう考えがなかったんですけど、確かにそうだな、と思いました。

 今後ライブを行う機会があるとは限らない。これまで僕らが歌ってきた曲はものすごくたくさんあるんですけど、そのうちのいくつかの曲かはもう皆さんに披露することがないかもしれない。もしかしたら最後なのかもしれないと思ったときに、今回の映画で、新しい曲にめぐり合うことができたのはすごく幸せなことなんだなと痛感しました。

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