■計算バッチリ! 狙い通りの狩猟展開

 上記でダメージ計算によるダウンについて触れたが、それと似たような要素がスタンや部位破壊だろう。これらも気絶値や部位破壊によるダメージが一定数まで蓄積されることで、スタンや部位破壊につながる。熟練のプレイヤーはこれらを計算して、狩りに臨んでいるわけだ。

 スタンはいわゆる“ピヨり”状態になり、一定時間無防備になる。部位破壊は部位ごとに効果が異なるが、わかりやすいのは尻尾切断だろう。単純に尻尾が短くなるため、尻尾を使った攻撃が弱体化するうえ、剥ぎ取ることで報酬が得られる。

 そして、これらを思い通りのタイミングでやるのもなんとも気持ちいい。たとえば「シビレ罠」を使って狙うとき。シビレ罠は10秒前後モンスターを拘束するアイテムなのだが、発動中にスタンや尻尾切断が発生すると、残り時間にかかわらず拘束の効果が切れてしまう。

 そこでシビレ罠にかかっている間はあえて頭や尻尾を攻撃せず、効果が切れた瞬間、スタン・尻尾切断をおこなうのだ。こうすることで、効率よくモンスターを拘束することができる。

 ただ、自分が正面にいるときに尻尾切断をされると、罠が切れた瞬間に猛ダッシュで前方に走ってくるため一瞬ビビってしまうのが玉にきずであるが……まあそのドキドキ感も『モンハン』の醍醐味のひとつだろう。

 

 今回はピックアップしなかったが、睡眠爆破も個人的には気持ちいい戦い方である。モンスターを眠らせて4人がそれぞれ大タル爆弾Gを2つずつ設置。あわせて8個の爆弾をモンスターに見舞う。

 エフェクトもダメージも派手なうえ、戦術としても有効なので『モンスターハンターワイルズ』でも試したいものだ。発売まであとわずかなのはわかっているが、待ち遠しくて仕方がない今日この頃である。

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