テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の放送開始から2024年で45年が経過した。そこからはじまったガンダムシリーズは、今もなお新作が出続け、最高の盛り上がりをみせ続けている。
新作テレビアニメを皮切りに劇場版や配信作品、ゲーム、コミックなど幅広いメディアに広がりをみせており、ファンがすべてを網羅するのも困難なほどだ。
そこで45周年という節目を迎えた2024年の締めくくりとして、今年発表されたガンダム関連のコンテンツに関するビッグニュースをあらためて振り返っていこう。
■2024年の幕開けは『FREEDOM』の衝撃とともに…
2024年がはじまったばかりの1月26日、アナザーガンダムの代表格ともいえる『ガンダムSEED』シリーズにとって約20年ぶりの新作となる、劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が公開された。
公開前は「新キャラはうれしいが、2時間程度の映画で話はまとまるのか」「声優変更が気になる」といった不安の声も見受けられたが、公開されてみると、そんな不安を吹き飛ばす充実の内容で大ヒットを記録。ガンダムシリーズ歴代ナンバーワンとなる興行収入50億円、観客動員数は300万人を突破した。
『SEED』の頃からガンダムの無双シーンに流れる西川貴教氏の『ミーティア』とともに、主人公「キラ・ヤマト」が駆る「マイティーストライクフリーダムガンダム」が大活躍。その最終決戦のすさまじさは、ぜひ映像で確認してほしい。
そして2024年11月には、本作の前日譚にあたる『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO』の製作決定もサプライズ発表された。まだ媒体は未定とのことだが、2025年はこちらの動向からも目が離せなくなりそうだ。
■「連邦の白い悪魔」を令和の最新技術で表現!
2024年は宇宙世紀を描いた映像作品も新たに登場している。初代ガンダムと同じ宇宙世紀0079年を舞台にした新作『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』が、Netflixにて2024年10月17日から配信開始となった。
同作は、一年戦争の地球における地球連邦軍VSジオン公国軍の戦いが描かれ、ジオンのMS部隊を率いる女性隊長「イリヤ・ソラリ」が主人公。ジオンサイドから見た“連邦の白い悪魔”ガンダムEXの恐ろしさが嫌というほど表現され、視聴者のあいだで大きな反響を呼んだ。
ほかにも現地改修されたザクIIやザクタンク、グフカスタムといった渋い機体が現代の技術で美しく描かれ、そのリアルな3D表現に驚いたファンも多かった。
同作はNetflixで全6話が配信中なので、お正月休みに一気見するのにちょうどいいボリュームといえそうだ。