■中央には神奈川で最も多彩なCである花形を起用
最後に肝心のCだが、このドリームチームでは湘北・赤木剛憲と陵南・魚住純の神奈川2トップではなく、翔陽の花形透を選びたい。
これまで選んだメンバーを考えると、このチームのCはただ中で待っているだけでは勤まらないだろう。内外と早いパス回しに積極的に参加、味方選手をフリーにするスクリーン、時には自らロングレンジでシュートを打つなど、プレイの幅と高いバスケIQが求められそうだ。
コミックス10巻、花形は翔陽VS湘北で難易度の高いフェイダウェイ・ジャンプショットをはじめ、藤真が途中交代で入るまでは彼がオフェンスの中心を担っている。器用で多彩なインサイドプレイヤーであり、攻撃力も申し分ない。
赤木・魚住と比べてディフェンス面でどうかなと思うところもあるが、考えてみれば花形はもともと"高さの翔陽"のCを張るほどの男だ。高さ・実力ともに全く問題ないだろう。
ゴール下プレイヤーという伝統的なCの枠を超えた、今のNBAで言うとビクター・ウェンバンヤマのような多彩な働きを花形には期待したいところだ。
今回は『SLAM DUNK』の「神奈川ドリームチーム」を考えてみた。現代バスケのトレンドを意識しつつ、個々の選手の特性を最大限活かす構成になったと思う。正直、ポテンシャル採用に不安要素も多々あるが、そこは“夢”のドリームチームなので大目に見ていただければ幸いだ。
これを機にあなたが思う「神奈川ドリームチーム」、そしてこれに対抗しうる「全国ドリームチーム」を、ぜひ聞かせていただきたい。