『ヤッターマン』深田恭子や『ONE PIECE』新田真剣佑、『孤独のグルメ』松重豊まで…漫画やアニメの実写化作品から「フィギュア化された名優」の画像
深田恭子  写真/ふたまん+編集部

 漫画やアニメの人気作品からはさまざまなキャラクターが“フィギュア化”されており、その造形美で多くのファンを唸らせている。だが、フィギュア化されているのは、二次元のキャラクターのみに限らない。なかには実写化作品の人気の高さを受け、演者の姿をそのままフィギュアにしてしまったケースもあるのだ。

 そこで、漫画、アニメの実写作品を経て、まさかのフィギュア化を遂げた俳優たちについて見ていこう。

■俳優たちが見せつける新たな時代の人気キャラクター像…名作漫画・アニメ編

 実写化作品では、多くの俳優たちが名作漫画やアニメのキャラクターを演じている。

 たとえば、2009年に公開された映画『ヤッターマン』。ドロンボー一味のリーダー・ドロンジョを深田恭子さんが演じ、そのスタイルの良さを存分に活かしたハマりっぷりで観る者を魅了した。

 まさに完全再現といえる深田さんのドロンジョだが、映画版のこの姿がまさかのフィギュア化を果たしている。

 フィギュアではドロンジョのマスクやボンテージ、網タイツといったセクシーな衣装はもちろん、わずかに見える目元、口元にしっかりと深田さんの造形が再現されているのは実に細かい点だ。

 キャラクターとしての人気の高さから幾度かフィギュア化されてきたドロンジョなのだが、そこに深田さんが加わることになるとは、原作ファンも予測できなかっただろう。

 また、2014年に公開された映画『ルパン三世』では、お馴染みの大怪盗・ルパン三世をイケメン俳優である小栗旬さんが演じたことで話題を呼んだ。

 小栗さんの端正な顔立ちに飄々とした立ち振る舞いが新たな“ルパン像”を生み出したことでも知られる本作だが、この“小栗ルパン”も「リアルアクションヒーローズ」(メディコム・トイ)からフィギュア化されている。

 アニメ同様の赤ジャケットに黄色ネクタイというスタイルはもちろん、どこか不敵に微笑む小栗さんの表情もフィギュアでは完全再現。さらにこちらは可動式フィギュアとなっているため、映画同様のワンシーンを再現することはもちろん、さまざまな角度、ポーズで新たな“ルパン像”を楽しむことができるファン必見の一作だ。

■作り込まれた造形美は原作ファンも納得!?…『ジャンプ』作品編

 『週刊少年ジャンプ』(集英社)作品も近年続々と実写化されているが、なかでもまさかの実写ドラマ化でファンを盛り上がらせたのが、国民的人気を誇る『ONE PIECE』だろう。

 2023年、Netflixシリーズでドラマ化された本作。その人気の高さから、キャラクターたちの配役に世界中から注目が集まった。海外の俳優が名を連ねるなか、“麦わらの一味”の剣豪、ロロノア・ゾロに抜擢されたのが新田真剣佑さんだ。

 ホットトイズから2024年12月に発売予定の実写版キャラのフィギュアでは、新田さん演じるゾロも1/6スケールで見事に再現されている。

 こちらのフィギュアを見ると、30カ所以上が可動するのみならず、腹巻をつけたスタイルやバンダナを巻いた“三刀流”スタイルの頭部パーツなど、あらゆる描写に対応できる豊富なパーツが用意されているのも大きな特徴だ。

 クールなまなざしは、まさに新田さん演じるゾロそのもの。本作ファンであれば、ぜひとも手に入れたい一作であろう。 

 また『ジャンプ』作品の実写化で凄まじい再現度を見せつけた一作といえば、『るろうに剣心』も忘れてはならない。2012年に公開されてから現在まで5作品が作られている人気のシリーズで、キャラクター造形はもちろん、演者たちの繰り広げる凄まじい“殺陣”も素晴らしかった。

 そして2020年、映画最終章2作の公開を記念しフィギュアが発売されたのが、佐藤健さんが演じる主人公・緋村剣心だ。

 “人斬り抜刀斎”こと剣心が、お馴染みの“抜刀術”の構えを取った瞬間を再現しており、佐藤さんの気迫に溢れる表情はもちろん、腕や掌といった肉体の細部の造形にまでこだわりが感じられる。

 “静”から激しい“動”へと転じる寸前を切り抜いた、まさに剣心ならではの造形美といえるだろう。

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