■「身」体が「勝手」に動く「身勝手の極意」
宇宙サバイバル編、8つの宇宙から最強の宇宙を決める武道大会・“力の大会”で悟空が新たに手にしたのが「身勝手の極意」、“身勝手”ではなく「【身】体が【勝手】に動く」という意味の最強形態だ。
ジレンとの対戦中に元気玉のエネルギーを浴び、体内で暴れるそれを超サイヤ人ブルーの気で抗ったことで、この「身勝手の極意」に目覚めた悟空。しかしこのジレン戦、次のケフラ戦で見せた「身勝手の極意」は“兆(きざし)”と呼ばれるもので、まだその全てを制御しきれていない不完全な状態であった。容姿もまだ全身が青白いオーラに包まれているだけである。
そしてアニメ第129話「限界超絶突破!身勝手の極意極まる!!」、力の大会ラストバトルで、いよいよ「身勝手の極意」を極めることとなる。“兆”とは異なり、頭髪は全て銀髪となり、虹彩も銀一色、その動きも攻守ともに非常に鋭く洗練されたものとなる。
そして、宇宙サバイバル編・最強の戦士ジレンを圧倒、さらにフルパワー状態になったジレンをも上回る力を見せることになった。
今回は、漫画原作以降が描かれた『ドラゴンボール超』を中心に、悟空の強化形態を紹介してきた。パラレルワールド的なものとなってしまうため、今回紹介するのを避けたが『ドラゴンボールGT』には、「超サイヤ人4」という形態もあった。大猿由来の赤い体毛に覆われた姿も懐かしい。
新作アニメ『ドラゴンボールDAIMA(ダイマ)』でも、悟空のさらなる活躍が期待される。漫画しか読んでいないという原作派の方々も、この機に久々に『ドラゴンボール』シリーズを楽しんでみてはいかがだろうか。